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時給バイト以下+仕事丸抱え=志願者減少

この公式、なんとかしませんか?

この文章は、教員の給与を時給換算することで、教育現場における労働環境の厳しさを浮き彫りにしています。教員の月給は公立学校で約40万円とされていますが、実際の勤務時間は長く、月の労働時間が200〜300時間に及ぶこともあります。これにより時給は大幅に低下し、時にはアルバイトと同水準、あるいはそれ以下となることもあります。また、経験の浅い若い教員ほど給与が低く、労働時間が長い傾向があり、労働条件の厳しさが際立っています。非常勤講師の時給が教員よりも高いケースも見られ、これが教員志望者の減少の一因となっている可能性が指摘されています。長時間労働や多岐にわたる業務、責任の重さに対して給与が十分でない現実は、教員の健康やモチベーションに悪影響を及ぼしており、教員採用試験の倍率低下にも繋がっています。こうした厳しい労働環境の改善が、社会全体の課題であると結論付けられています。

この文章では、教員の給与を上げるだけでは教員不足が解消しないという疑問が提起されています。教員の最大の問題は「ブラック労働」であり、長時間労働や過剰な業務負担が背景にあります。例えば、月45時間を超える残業が多くの教員に常態化しており、業務も時代遅れの手書き処理や地域行事への参加が含まれています。こうした過酷な環境が、教員の仕事を一層困難にしていると指摘されています。また、学校が授業だけでなく、部活動や地域行事までを丸抱えしている現状が問題視されています。この「丸抱え」モデルは、農村社会や終身雇用の時代には有用だったかもしれませんが、現代の流動的な社会では時代遅れとなっており、子どもたちにも悪影響を与えると述べられています。したがって、教員不足を解消するためには、給与の引き上げだけでなく、学校の構造改革が必要であり、部活動の地域移行や長期休暇の確保などの働き方改革が求められています。給与改善だけに頼ることは、役所の怠慢であり、働き方改革とセットで進めるべきだと結論付けられています。


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