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田中角栄 100の言葉(別冊宝島編集部、2015)

仕事をするということは文句を言われるということだ。
ほめられるために一番良いのは仕事をしないこと。
しかしそれでは政治家はつとまらない。批判を恐れずやれ。

人間はそれぞれ「ものさし」がある。
相手の「ものさし」に合わせて十分考えないと失敗するぞ。

相手の目を見て大きな声できちんと話せ。
キョロキョロとして相手の目を見ないのはダメだ。
声が小さいのは信用されない。

企業の社長になったら、できるだけ早く大きな仕事をやるべきだ。
「熟慮断行」もヘチマもない。「待てば海路の日和」では、とても大きな仕事などできない。

人から受けた恩を忘れてはならない。必ず恩返しをしろ。
ただ、これみよがしに「お礼に参上した」とやってはいけない。
相手が困ったとき、遠くから、慎み深く返してやるんだ。

人生で重要なのは「間」だ。
イノシシのように一本調子なのはうまくいかない。
よく人間を観察しなければならない。

相手が立てなくなるまでやっつければ、敵方の遺恨は去らない。
徹底的に論破してしまっては相手が救われない。
土俵際には追い詰めるが、土俵の外に押し出す必要はない。

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