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夏休みの宿題は、やっぱり要らない。

元高校の保健室の先生です。夏休みの宿題は私も大嫌いで、最終日にやっつけで片付けていたと記憶しています。大人になって思うことは、仕事では自分に課された業務を、完璧ではなくともある程度形にして提出することを求められます。ある意味、大人にも宿題があるのです。
夏休みの宿題は、課されたものをある程度形にして提出する練習、と思うのはいかがでしょうか? 大人の場合はお給料がもらえますので、宿題のあとにご褒美という名のお給料を自分に出してみると少しやる気が出るかもしれませんね。 「宿題が終わったら遊びに行きたい」など、ご両親に相談してみてもいいかもしれません。お互い宿題がんばりましょう。(東京都 30代前半 女性 パート/アルバイト)

そういう意味で宿題はあってもいいかも。夏休みに必要かは別だが。

教師をしています。夏休みになぜ宿題があるかというと、1学期に勉強したことを忘れないようにするためだと思います。私たち人間は、何も勉強をしないと忘れてしまう生き物です。長めの休みなので、それを防ぐために宿題があるのではないでしょうか。 私たち先生方も夏休みに入っていますが、研修など2学期に向けての勉強に取り組んでいるところです。その合間にドライブで遊びに行ったりしながら過ごしています。
勉強をしないで遊ぶのと、一生懸命に勉強をして遊ぶのでは、後者のほうが楽しく過ごせます。私自身の考えですが、むしろ勉強しないと自分自身がダメになりそうで不安になってしまいます。(青森県 30代前半 女性 その他)

そう思う人が自分で「勉強する」と選択すればいいのではないか。

宿題はたぶん、つまらないこともコツコツ続ける力を身につけるためだと思います。おじさんは宿題をやらないまま夏休みが過ぎてしまうタイプだったので、大人になってもコツコツ続けることは苦手です。そのせいで仕事では苦労をしています。 コツコツ続けることができると、大人になってから楽に過ごせるようになります。宿題でコツコツに慣れておくといいですよ~。(千葉県 30代前半 男性)

続けることは、自分が好きなことでもいいのではないか。

私は、この夏の宿題を廃止しました。
今週から授業は再開しましたが、宿題が無かったからと言って、
特に問題は生じていません。

宿題って、結局は教員の気休めなのではないでしょうか。
勉強したい生徒は勝手にしています。
必要だと思うからやっているのであって、
言われてやらされてやるよりも意味があります。

「やらされている百発より、やる気の一発」

高校時代のイチローを例にとり、
人に言われて行動するのではなく、
自分で選択して行動することの大切さを説いた記事です。
2学期の授業開きで生徒に紹介しました。
日常の授業でも、言われてするのではなく、自ら学びたいことを学ぶ。
本来の学びの在り方をこれからも追求したいです。

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