全ては私を満たすことから

中2の長女の期末テストが帰ってきた
返却日だということをすっかり忘れていた

開いてみて驚いた

全教科の合計が
前回とほぼ同じだったから

私は多分、教育に熱心な母であったと思う

娘はあまり欲がなく比較的おっとりしているが
学校の成績で上位に名を連ねている

小さい時から学習塾に通わせ
普段の授業の受け方から娘にアドバイスをし
テスト前は早いタイミングで細かく計画をたて、学校のワークや塾の予想問題を解いて
私と二人三脚、必死に頑張ってきた

だから、テストの点が予想より低いと
私は腹を立てることも多かった。

全て娘の為だと言ってきたし
自分でも本当にそうだと思ってきた

でも、今考えると
夫が勉強熱心だったことと
私の自己満足の為が、本当の理由だった

娘の成績が良いと、怒りっぽい夫は機嫌が良かったし、自己肯定感の低い私は、周りから「娘ちゃんすごいね！」と言われる度に、自分が称賛されている様な気持ちになった。

娘の為も本当だけど
全然それだけじゃなかった

少し前に、私は離婚調停をおこした
長年悩んで決意した事だ

夫との関係がいびつだったのは、自分に自信がなかったせいもある。その事に気づいて私は、数ヶ月前から手探りで自分を満たすことを必死でやってきた。

今は、さまざまなコンテンツで心について勉強ができる。手当たり次第全て実践してきた

今回、初めて期末テスト前の娘の勉強にノータッチだった
あえてそうしようと思ったわけじゃない
口を出す気が全く起きなかったのだ

テスト後、結果を心配する娘にも
「どんな結果でも絶対に怒ったり文句言わない。お父さんにも何も言わせない」
そう伝えた。
今までなら死んでも言えなかった

不思議な事に娘は、何も口を挟まない方が、しっかり勉強しているようだった

結果、前回とほぼ同じ成績
ガタ落ち覚悟だったからびっくりした

それでも娘は悔しいようだった
いつも、親に怒られないように頑張ってきた彼女は怒られない保証ができたら、むしろ自分の意思で成績に欲がでたようだ

きっと私は間違っていた
これから娘が成績が良かろうと悪くなろうと
もうそこには目を向けない
私は娘を、承認欲求を満たすための道具にしてしまっていた

私がするべきことは、自分で自分を満たすことだ
私がいきいきと自信を持って幸せに生きる
それを娘に見せることができたら
どんな形であれ娘の未来も輝くだろう

娘が輝く未来を生きたらそれが又
誰かの未来を輝かせることになるのだ
きっと

#未来のためにできること