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許し合う幸せ


私は
かなりのおっちょこちょいです。

小さい頃からの武勇伝は
語り尽くせないほど

そして、今日
夜ジョギング中に かなり派手に転倒しました

両手に 鍵とスマホを持っていたので
咄嗟に手をつくことが出来ずに

顔面と膝をひどく擦りむきました

通りすがりの車が
心配のあまり、わざわざ停まって
降りてきて 状態を確認されたレベル 汗

何やってんだ 私
久しぶりに おっちょこちょいしたなあ

いい歳して自己嫌悪‥

そう思って、はっと気づきました

いや、普段からミスばっかりじゃん!

今朝も
長女の水筒に ゴムパッキンつけ忘れて
水筒の中身が 制服にかかってしまったり

次女の塾の振替え
連絡し忘れたし

母の役場の手続きしてあげる約束
すっかり忘れていたり

今日だけでもこんなに汗

なんで、ミスしたの
久しぶりなんて思ったんだろう?

考えて、わかりました

誰からも責められないからだ!!


夫は、
人のミスが本当に本当に 大嫌いでした。

口ぐせは 「なんで?」

書類書き忘れてた!

「なんで?」

お皿割っちゃった!

「なんで?」

○○に電話し忘れてた!

「なんで?」

しまいには、私が怪我をしても

「なんで?」

全てにおいて、理由を尋ねる

どんな些細な事でも かならず

夫の辞書に
「別にいいよー」
は、一切ありません

そして
理由を尋ねてるというよりは
責めてるんです

心底嫌そうな表情で
こちらを 睨みながら

次は2度とやらないように
原因を追求せよ!

という気持ちを表しています。

夫は、不安障害のような面があるので
ミスや間違いが許せない

そんな頼りない人間がパートナーでは
こちらが損をする!

そんな感じでした。

私は彼の 「なんで?」が
本当に大嫌いでした。

言われるたびに
胃がキュッとつかまれるような
怖い!どうしよう!やってしまった!
という気持ちに苛まれました。

本来は些細なことなのに
人によっては笑ってくれる話なのに

呆れて責められて見下されるので
その都度 自分を責め
自己肯定感が下がりました

夫に何度も

そのセリフ嫌だ!
理由を聞かれても
うっかりしていた、としか言えないから
困る!辛い!と伝えたけど

無視か、

「だったら言われるようなことすんな!」
と、怒鳴られました。

私の怪我や病気も
自己管理がなっていない!と

イライラしながら 遠回しに言われました

だから、ミスは極力隠してた
子供達にも口止めしてました。

良くない教育ですね。

怪我や病気も
ギリギリまで隠してました。

熱があっても低めに言ったり

怪我も、見えないとこなら
なるべく言いませんでした

もし、夫が家にいたら
絶対に、今回の怪我も隠しただろうな

そもそも、私のジョギングを
心良く思っていない夫

毎日私が
自分の趣味で1時間もいないのは
面白くなさそうで

「なんで家で出来る運動にしないのか」

「子供を留守番させて
なんとも思わないのか」

「明るいうちにやれ
夕方留守番は子供がかわいそうだ」

チクチクチクチク
言われていたので

怪我なんてしたと聞いたら

これ幸いと

「そら見ろ!あなたが怪我をしたら
家族に迷惑がかかるんだ!ジョギングはもうやめろ!」

と騒がれていたに違いありません。

つくづく、
一緒に生きていける相手ではなかった

そう思います。


今は

私がどんなミスをしても
みんなが笑って許してくれます

私もそう

ていうか、
我が家に夫以外で
人のミスを怒る人なんて 誰もいないです

子供達が何か壊したり、
忘れてることがあっても

わざとじゃなければ

もー笑
本当におっちょこちょいなんだから笑

そう言って笑い合っています。

私の怪我も

娘たちや、母でさえ
真っ先に口にした言葉は

「大丈夫?!可哀想にー!」

でした。

傷パワーパッドや
アルコールを
どんどん持ってきてくれて

当たり前ですが
怒ったり
イライラする人はどこにもいません

私も安心して

転んだ状況をみんなに話して

はずかしー!とか笑いあって

子供達は寝る直前まで 
心配してくれていました

ジョギングから帰宅した時
ドラッグストアに
絆創膏の予備を買いに出たのですが

その間に
たまたま、家に夫から電話が来て
私がなぜ ドラッグストアに行ってるのか
聞かれたそうです

子供達はとっさに 「わからない」と
答えたそうで

「だって
ママが怪我したと知ったら パパ
もうジョギングするな!って
怒って 絶対に言ってくるから。」

と言われました。

ああ、
子供達も 分かってしまっているんだなあ

いびつな家庭で、そんな対処を
自然にさせてしまってる事を
申し訳なく思いました

やはり、離婚を決意したのは
正しい選択だなあと

改めて思いました

今、何かにつけて
「なんで?」と言う
相手を責める 嫌な言葉は

我が家から なくなりました。

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