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子どもとの話し方(接し方)


近況報告

夏休みが終わり早くも9月真ん中まで来ましたね。
まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
私は暑さに若干やられながらも、10月頭に区の研究授業があり、「ぐへぇ~」となりながらも、ありがたいことに子どもたちと楽しい毎日を過ごすことができています。

きっかけ

今回この記事を書こうと思った大きなきっかけは先日校内研修で夏休み明けの児童とのやり取りに関する研修があったからです。
複数人でグループを作り、子ども役・担任役・記録者というように役割のもとロールプレイを行いました。
私は担任役だったのですが、記録者の先生からフィードバックをもらえたので、自身の記録も含めて書いていこうと思います。

話し方(接し方)

今回の研修の想定です。
夏休み明け。小学6年生。学級での問題行動は特になし。女子児童。
「生きているのがつまらない」という内容。
なかなか重めな相談内容です。
以下、意識したことを書いていきますが、記録者の先生のフィードバックも入っています。A先生ありがとうございます!

話の受け取り方

<フィードバックより>
オーバーリアクションをとることなく、声のトーンも変えず、淡々と話を聞いたことで、子どもとの距離を一定に保ったことで、子どもも段々と冷静に話す雰囲気になっていった。

今回の場合は落ち着いて話を聞くのがいいのかなと個人的に思いました。相談者の心の中はきっと普通の状態ではないと思ったからです。また、学級での問題行動は特になしという想定からも落ち着けばしっかりと話ができると考えたからです。
また、女子児童ということもあり、距離を詰めすぎてしまうと別の問題も出てきてしまうと感じたからです。

注目している点

<フィードバックより>
話の内容だけではなく、子どもの表情にも注目して話を聞いていたため、一瞬表情が豊かになった瞬間も見逃さず、その変化を子どもと一緒に喜べたことで、子どもの前向きな変化に気が付くことができた。

これは日ごろから気に掛けていることです。子どもはもちろん大人でもあることですが、コミュニケーションをとる際に、言葉以外にその人の思いが表れることがよくあります。表情であったり姿勢であったり仕草であったり動きであったりと。しかも、ほとんどが無意識的にです。

現在1年生を担任していますが、1年生ならばなおさらです。言葉には表されていないけど、思いが言葉以外のところで多く表出されています。

今回の研修では、担任として無意識的に表れている+の変化を価値付けすることで少しでも心を上向きの方向に向けられればなと思って、このような対応を取りました。

意識している点

<フィードバックより>
子どもの話すことに対して、否定的な言葉を口にせず、肯定的に話を聞いていたので、安心して子どもは話すことができていた。
特に子どもが話す誰かの悪口に対しても乗っかることなく、その場だけの取り繕いをしなかったことで、子どもは、話を聞いてもらった満足感を感じつつも、それ以上に他人に対してのネガティブな感情が膨らむことがなかった。
常に味方だからね。というメッセージを味方という言葉は使わずに伝えていた。また、いつでも話を聞くよと継続的に子どもと関わろうとする姿が子ども伝わっていた。

これも日ごろから気を付けていることですが、どの子にも一人の人として接するようにしています。きっと??が浮かぶかもしれませんが、簡単に言ってしまえば、1年生だろうが、6年生だろうが、大人だろうが、言うことは変わらないよということです。
私が思っていることを思った通りにそのまま伝えることを大切にしています。
また、できうる限りその子の気持ちは否定しないようにしています。今回の「生きているのがつまらない」と思っていること自体は別にいいよと。でも、それを言葉にしちゃうときっと悲しむ人はいると思う。少なくとも先生は悲しくなるよな。と。
「生きているのがつまらない」と思うこと自体を否定してしまうと、その子がしんどくなってしまうなと思ったからです。担任としては「生きているのがつまらない」けど「なんかおもしろいこともありそうだな」というように別の方向に目を向けさせたいなと思っています。
ただ、内容が内容なので、これが最適解かと言われると難しいところもでもあります。

高学年だと友達の悪口でつながるということもよくあると思います。基本的には「流す」ようにしています。「気持ちは分かるけど、言わない方がいいよ。」であったり、「先生が小学生の時もあったよ。でもさ~。」であったり。
ここで担任が一緒に乗ってしまうのが一番よくありません。
人と自分を比べるのではなく、前の自分と今の自分を比べるように子どもの意識を持っていくようにしています。

注目している点でも書いた通り、言葉に表れない思いというものがあります。それを意識的に使うことも大事かなと思っています。
その子に向かってグーサインをしたり、小さく拍手をしたりと、常に見ているよというメッセージをさりげなく出し続けることで子どもは安心してくれるのはないかなと思っています。

おわりに

今回の場合はいつもとは違ったケースなので、これが一概にいいかと言われると、正直分かりません。
目の前の子どもの様子にもよるし、相談内容の深刻さによるし、その場その場での選択の連続だと思います。
ただ、自分の中でたくさんの選択肢をもっておくことで、いろいろな子どもにうまく対応できるのかなと思っています。

途中途中変なところもあると思いますが、読んでくださった方ありがとうございます。
読んでくださった方の一助になればなと思います。

まだまだ、暑い日は続きますが、健康に気を付けて一緒に頑張っていきましょう!
ありがとうございました。

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