9本目 本番!3インチドロップナイフ!テーパー制作①
ついに目標としていた、3インチドロップの制作に入ります。
実は、現在2025年11月29日、絶賛制作中です。1本目制作が今年の3月だったんで、ちょうど1ヶ月に1本のペースで作ったことになります。
で、今はどこまで進んでいるのかというと、
形にまで切り出し、ファスニングボルト用の穴を開けました。
次はテーパーをつける用のけがき線を入れます。
ちなみにテーパーとは、ハンドル部分の鋼材が段々と細くなっている形のことをいいます。
テーパーの意義ですが、ハンドルと鋼材の接着強度をあげるため、また、ブレードとハンドルの重量バランスをとるためです。
ナイフは重さのバランスが中心に近い方が使用しやすいといわれています。
機械を使わず、手作業で平面を出すので時間がかかります。ざっくり削ずるのは、角ヤスリでいけるのてますが、平面をちゃんと出すには丁寧にシコシコ削るしかありません。
鋼材をざっくり削る時は角ヤスリでおこないます。鋼材とあたる面積が小さいので力をいれて削ることができるのがこのヤスリの良いところです。
ちなみにグリップは既製品ではなく、自作で作っています。
ダイソーの角材を適当に切って10mmのドリルで穴をあけ、ヤスリの柄を突っ込み持ちやすいかたちに削ったものです。柔らかい木なので、簡単に好きな形に整形出来るのですぐに作れます。5分もかからないです。おすすめです。
余談ですが、自分は「削る」という行為が、あらゆる創作の中で1番好きです。
自分はデザインを生業としていて、時々絵を描いたりもしています。絵を描く、筆で線を引く、色を塗る、という行為は脳でイメージした形を造り上げていく作業の連続なのですが、
この、削るという行為は、脳より手が主役でして、オートマチックに作業がする進んでいく、というか、、形を作る、というより、形を見つけ出していく、という過程が絵を描いたりする作業と違い、面白みを感じます。
以前は木材を削ずる作業を趣味で行っていたのですが、鋼材を削る作業は自分にとってそれの上位互換です。
続きます