英単語・英文法の勉強1
さて先週土曜日も保護者からの相談が1件ありました。
御崎エデュケーションでは、難関大対策専門(メイン)ということで、進学校・特進クラスの生徒・保護者の相談も毎年かなり多いですね。
まず難関大合格において、英語の勉強の基本として「単語に始まり単語で終わる」という標語を毎年受験生に教えています。難関大対策の一般的な英語の勉強段階として
①英単語をひたすら覚える
②英単語・英文法(中学基礎)
③英単語・英文法(中学標準)・基礎長文
③英単語・英文法(高校基礎)・基礎長文
④英単語・英文法(高校標準)・標準レベルの長文
⑤英単語・標準レベルの長文・英作文
⑥英単語・発展レベルの長文・自由英作文
が挙げられます。
もちろん、受験生の学力・性格・学校に応じて対策は異なるため、ここでは基本的な段階です。
ここでは、「一般」ということで「リスニング」・「文法問題」については省略していますが、リスニングについては全ての段階で、文法問題は②~④段階で対策が必要になります。進学校においては、進学校であるがゆえに学校の成績が難関大合格との相関関係が見られるため、今回相談を受けた高2の受験生(国公立志望者です)を対象とした話になります。
進学校の生徒で定期テストの成績が取れない根本原因は、「賢いから面倒くさがること」ということにあります。
進学校においては、英語は中1から高2までは暗記科目です。暗記には、「教科書を繰り返し読む」・「単語帳を繰り返す」・「英文法の問題集やワークを繰り返して解く」などが必要であり、高得点を取るためにはとにかく「繰り返す」必要があります。進学校の受験生で成績が取れない生徒は、理解力は十分あるため、この繰り返す作業ができていないことが原因です。むしろ、理解力があるからこそ、「勉強しなくても大丈夫」、「勉強のやる気が出ない」、「だらだら勉強して結局身につかない」という気持ちになり、成績不振に直結してしまいます。
そこで、このような受験生への対策としては
・人に見てもらう
・異なる教材で同一の分野を学習する
・同じ教材でも異なる使い方をする
といった方法が基本的に考えられます。
この「人に見てもらう」は、塾や予備校に通うことを意味していますが、別に両親や兄・姉、友達でも構いません。重要なのは、一定の期間に、一定の目標を設定したうえで、監督してくれる存在が必要だということです。受験生に応じて自分で工夫して設定できるかどうかが、難関大合格に必要な能力の一つになります。したがって、塾・予備校に通う場合は、受験生本人をきちんと見れる個人指導の塾か、あるいはチューターが存在する(集団)塾・予備校であることが必須となります。
現在、塾・予備校を検討している受験生・保護者の方は、学校の成績が取れない原因について質問してみてください。上記の具体的な原因について言及できない場合はあまりお勧めできません。やはり「勉強時間を増やしましょう」は当たり前であって、アドバイスとしてあまり機能していません。受験生本人もわかっており、どうやったら勉強を始められるか、集中して勉強できるか、繰り返して勉強できるか、について具体的なアドバイス・解決方法を求めているからです。
教材の使用方法については、御崎エデュケーションの企業秘密であること、説明するとかなり長くなることから、今回は省略させていただきます。