[脚本・キャラクター]二つのペルソナ
ゲームのお話じゃありません笑
なに分ゲームの類にはとても疎いの物で
最近SNSの勉強をしていると
マーケティングの知識として、よく「ペルソナ」という言葉を耳にする
そして、どうやら私の知っていた意味合いとは異なるようで
私の認識でのペルソナは
心理学的な意味での仮面
人はその時々、シチュエーションや相手によって
性格や対応を変える事
カールユングが唱えた
周囲に適応をしようとすあまり、内側を隠す(守る)幾つかの顔
例えば
怖い先生の前では自分の意見言わず、相手の欲しい事答えてしまったりするような
顔に張り付いた厚い仮面
そこから派生した(本来の意味合いではないかも)
相手によって性格を変える事
好きな人の前では可愛子ぶったり
後輩の前では偉ぶったり
人は沢山の仮面を持っており、それを使い分けて生きている というような
意味合いで解釈していました
それに対して
マーケティングの分野で使われるペルソナの意味合いは
サービスや商品を作るときのターゲット、ユーザーモデルの事を言うそうです
もし、私が新しい「ビール」を開発するとします(お酒が好きなんです)
では、このビールはどんな人に求めれるかを想定して
架空の人物(ペルソナ)を設定します
・28歳 男性
・都市部に在住
・大卒で、現在営業職
・既婚、または同棲中
・パートナーとキャンプに行くのが趣味
…
などなど具体的な人物像を作り
この人がターゲットなら、きっとパートナーと一生に飲めるような
スッキリとしたビール
夏のキャンプに合うような爽やかな喉越しのビールがいいだろう
そして、CMにするときはその情景が浮かぶようなものにしようなど
このペルソナを作ることで
マーケティングの精度が上がったり
ユーザーのニーズが明確にできるんだとか
ここで、頭から電球が発射される
役者が、自分の役を作る時と工程が似てないか?
物語のキャラを作り上げる時と一緒じゃないか?
もし、訴えてたいテーマがあって
観客の方々により深い共感を提供しようと思ったときに
それぞれの登場人物にはマーケティング的な仮面を被せたら
(ペルソナは語源は仮面の中でも古典劇で役者が用いた仮面だそうで)
より素敵な実体験として感動をお届けできるかも知れませんね
心理学的なペルソナと
マーケティング的なペルソナに、ちょうど交差する場所に
次の作品のヒントがあるのかもしれない