帰省と猫に癒される話
基本的に一人暮らしでペット禁止なので家では動物を飼っていないのですが、時々猫と戯れることがあります。
実家に帰った時です。
茶色と白と2匹いて、触られに来てくれるのはほとんど茶色なのですが、どちらもなかなか面白い生き物です。
まず人と人の間に割って入ります。
わざと人の体の上で寝ます。
目が覚めると目の前で覗き込んでいたりします。
人がその場から一時的に立つと奪われていたりもします。
ちなみに、猫の気が乗らない時に触ると怒ります。
あるいは黙って立ち去ります。
すると猫に好かれたい人間は結構心に来ます。
時々勝手にじゃれに来て勝手に服に爪を引っ掛けて取れずに怒る時があります。
外してあげようとするとさらに怒って引っかかれます。
理不尽です。
一番可愛いのはご飯のときでしょうか。
彼らは欲に忠実なので、何も言わなくてもご飯の時間帯に立ち上がると双方しっぽを立てて走りよってきます。
大喜びです。
ご飯が欲しいのでくっついて媚びを売ってきます。
残念ながら人間は弱いのでそれで絆されてご飯をあげてしまいます。
猫とは恐ろしい生き物です。
困るのは外出時です。
実家の猫は茶猫は剛毛、白猫はへたっとした長毛です。
黒っぽい服を着ると剛毛は刺さる、長毛は絡まるで大変です。
とりあえず玄関にてコロコロでとりますが、静電気でもあるのか外に出るとだいたい戻ってきています。
一緒に行くか、などとは言っていますが、本当に(毛玉に)ついてこられても困るので外に出て2度目のコロコロです。
ちなみに車に乗るとまた戻ってくるのでその時は車から降りてまたコロコロです。
そんなこんなでいつも実家に帰ると苦労しつつも癒されます。
家に戻る頃には離れがたくなっている、本当に不思議な生き物の話です。
ちなみにおまけですが、前回戻った時に最後だから抱きしめておこうと思って私の上着の上に座っていた茶猫に抱きついたらふいっと逃げられてしまいました。
そこまではいつも通りですが、落ちていた上着を回収したら悲しいことに茶猫の置き土産で湿っていました。
そんなところも可愛いと断言出来るのが真の猫好きかもしれません。
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