新著『万葉社会史の研究』への思い
コーヒータイム(162)から‥振り返ること、思い描くこと(1)
「万葉の世紀」三部作が完結しました。 一冊目『初期荘園史の研究』から38年、二冊目『東大寺開田図の研究』から27年目。中公新書『大伴家持』の刊行から数えて7年目となります。
新刊『万葉社会史の研究』(塙書房)の「後章ーあゆみと執筆」に以下の一文を記してあります。
「本書は、私自身が〈記録に残したい論文〉を収載したにすぎないのであるが、それは画家が晩年の回顧展に初期の作品を含めて展示し、その画集を刊行するのに似る。いま、心身の維持が叶い今日まで紡いできた作品を一書に結び繋ぐことができることに深い感慨を覚えている」と。
次の世代そして後世へ伝えたい‥との思いは、以下の各大学図書館の架蔵によって実現しました(検索サイト「カーリル」2024年9月18日付から)。
(東京)東京大学・慶応義塾大学・早稲田大学・立教大学・上智大学・成城大学・大東文化大学・中央大学・創価大学・昭和女子大学・二松學舍大学・明星大学・武蔵大学・帝京大学‥
(京都)京都大学・立命館大学・京都女子大学・同志社大学・龍谷大学・仏教大学・大阪公立大学・関西大学・大手前大学‥