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「渤海王国」を旅する(1)

 回想の黒龍江(1)‥ハルビンの窓辺から
    日本海地域史研究室 藤井 一二  

渤海王国の文物に魅かれ、ハルビン市の黒龍江省博物館を初めて訪ねたのは、2004年の秋、一人旅であった。

ハルビンは、黒竜江省の牡丹江・寧安・鶴崗・黒河市へ出向くときの中継地で、2006年からも数回、当地に滞在する機会があった。

ホテル早朝の窓辺。朝霧の包む松花江に「停泊するように浮かぶ運搬船」と、流れを感じない「大河の絵画」の如き景色を眺めることができたのは、最初の一回限りであった。

※本コメントは、私のSNS(FB)と連動しています。

「渤海王国を旅する」報告書『渤海王国と古代日本』城西国際大学刊、2019年3月。