【消費者情報】Web版11月配信号(No.510)のお知らせ!〈連載・後編〉
【がんばれ! 消費者委員会 第67回】
タイトルは「次期消費者基本計画策定に向けた消費者委員会意見(第2回)」です。
同基本計画について少し説明をいたします。
いまから遡ること20年前の2004年6月に消費者保護基本法が改正されました。そのときに”保護”を削除して消費者基本法として交付されたのでした。同法第9条には、消費者基本計画(5年毎)の策定が定められていました。
現在は、第4期消費者基本計画(2020年度~24年度)の最終年度にあたっています。そんなわけで、つぎの5年計画に向けて策定作業がいま、行われている最中なんです。
消費者委員会は同基本計画の検証・評価・監視の役割を担っているとともに、2025年度から5カ年の次期計画に盛り込むべき中長期的な課題等について、調査審議や意見交換を行ってきています。今回の内容は、本年9月27日に取りまとめた第2回意見について書かれています。
【団体訴権への展開】
特定NPO法人 消費者支援機構関西(KC’s)にご寄稿いただきました。
タイトルは「エンタメが熱い」・・・このタイトルだけでは、なんのことやらさっぱり分かりませんので、ちょっと大筋だけ紹介いたします。
話は、入手困難な人気アーティストのコンサートチケットをめぐる問題。
昨年2月、コンサートを提供する3社に対し消費者庁は、景品表示法に基づき措置命令を出しました。
それは、事業者のオフィシャルウェブサイトに掲示(座席)されたものが、実際のものよりも著しく優良な広告表示だったからです。しかし、措置命令でコンサート代金が返金されません。
そこでKC’sの登場となります。
つづきは、下記「こちら」からご覧ください。
【つくる責任・つかう責任を考える 第5回】
本シリーズは不定期連載です。
今回は、大阪教育大学教授の鈴木 真由子さんにご寄稿いただきました。
タイトルは「新たなライフスタイルを創る ~責任ある生き方を目指して~」。
小見出しはこうです。
「はじめに~SDGsと消費生活~」「大阪の【始末の料理】」「循環型経済への移行と責任ある生き方」「おわりに~Z世代から全世代へ~」
学校教育(家庭科)の視点から「つくる責任・つかう責任」を見つめ直すというところがポイント。今の生活を振り返り、本当にそれでよいのかクリティカルに問い直し、持続可能な社会を構築するための新たなライフスタイルを創ることを目指している・・・という話です。
【ネット漂流 Vol.80】
本シリーズも今回で80回を数えました。
ネット世界は日進月歩。新しい技術やサービスが誕生すればするだけ、新たなトラブルもまた発生しているのが現状です。
さて、今回のタイトルは「子どもを守るネット規制の現状と課題」。
「現状」は・・・いつもながら怖い話と言いますか、なかなか話についていけないな、というのが正直な感想です。
たとえば、(本文から)小学生の質問を列挙しますと、
①「チートしてパンされた」
②「友達にアカウントを乗っ取られた」
③「クレクレされて困っている」
④「インスタで告られたので、どう返事をすればいいか」
というものです。
①は「違反行為をしてアカウントが停止されている状態」
②は「不正アクセス禁止法にあたる事案」
③「ネット上でアイテムや電子マネーを要求される状態」
④「大人の場合は声掛け事案」
・・・学校の先生方は意味すらわからない相談が増えてきているというのが、いまの現状だそうです。
文末はこう結んでいます。
「今の小学生は将来加害側に誘われてしまいかねない知識を得ているのだから、正しい倫理観を伝えなければならない」
「闇バイト」が暗躍している昨今、ほんとに倫理観の醸成は喫緊の課題だとつくづく思います。
下記「こちら」から『消費者情報』Web版11月配信号(No.510号)をご覧ください。
『消費者情報』Web版編集室
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