今カレが流行りの「食い尽くし系」かもしれない件 後編
アラフォーバツイチのさくらです。
先日は今彼のタカシさんにうちでキムチ鍋をふるまった。豚肉をおろしニンニクや胡麻油で香り高く炒め、キムチも一度炒めてから投入する手間をかけてるし、
白米だって、日本酒を隠し味にし、冷蔵庫で1時間吸水させてからふっくら炊き上げている。
アドラー心理学の課題の分離で考えたら、どう食べようがタカシさんの勝手なのかもしれないけど、
美味しく味わって食べてもらいたいのが料理した側の人情というもの。
私「中華麺入れたいけど、お鍋が満杯だから、少し食べて隙間ができたら投入するね。」
するとタカシさんはキムチ鍋の具をガバッと取って自らの取り皿にこんもりとよそい、
タカシ「はい😊どけてあげたよ!スペースできたでしょ?」
これにはかなりムカついた。
どけてあげた?
私が丹精込めてつくったキムチ鍋の具は不用品か?食ってるだけの奴が「どけてあげた。」って何?
それにタカシさんの取り皿を見ると悲しくなった。ぐちゃぐちゃに山盛りつまれたお鍋の具はまるで
残飯のようだ。
そして私ならお肉はお肉の味を楽しみ、豆腐は豆腐の食感を楽しむが、
タカシさんは麺も肉も野菜も豆腐も、全部一緒にかき込んでいく。ブルドーザーが目の前を更地にしていくみたいに。
そしてものすごい勢いで鍋がなくなっていく。私が3割り程度の満腹度の時には鍋は空になる。
ご飯2合、麺2人前、キムチ2パック、キャベツ1/4玉、キノコ2袋、豆腐2丁、豚肉500g、水1リットル。これが20分程度で消滅する。ついていけない。
タカシ「さくらいつもいっぱい作ってくれるから満腹になりすぎちゃうよ💦もうちょっと少なくても良いかも(笑)。」
私「それだと私はほとんど食べられないんだけど。」
タカシ「(作る量が多いのは)そういうこと?」
私「もう少しゆっくり食べるってできないかな?」
タカシ「それだとこんなにいっぱい食べてあげられないかもだよ?」
は?
良いよ?それで。
ちょっと何を言ってるか分からない読者様もいらっしゃると思う。
タカシさんの思考は以下の通り
何かね、こと、早食いに関してはタカシさん譲れんらしく頑固なのよね。
タカシさん自身「俺は男の中でも相当な早食い」という自覚があるそうなのに、なぜか、自分が食べ終るや私に「食べきれなくて困ってるんでしょ(笑)食べてあげるから心配しないで。」と言う。
早食い超人の俺の食べ終りと私の食べ終わりが同時なはずないのに。
鍋料理みたいな大皿系だと食べられないから、定食みたいに一人前づつ用意するメニューにすれば良いじゃんと思うかもだが、
私も仕事をしており忙しいし疲れてる。20年に及ぶ子育てがやっと終って主婦を引退できたはずなのに、また主菜副菜に汁物にって毎回作るのは負担だし、一人暮らし用賃貸のキッチンでは困難なのだ。
元カレもそうだったんだよなー。
私が話に夢中になったり、箸の動くスピードが落ちたりすると、
元カレ「お腹いっぱいなんでしょ?残りは食べてあげるね!」
と、いつも言ってたな。
それが
俺は気が利く男だし、君のことを誰よりも理解しているから、君が満腹で辛そうなのすぐに分かっちゃうんだよね!残飯処理なら男の俺を頼ってくれて良いんだからね!
と、
超どや顔すんの
キラッキラの目されたら、「あ、うん。ありがと(まだ食べたかったのにな…)」ってなるの。
超空腹で死にそうならさすがに「まだ食べたい。」って言うけど、「まぁ満足はしてないけど、我慢できる程度だな。」という時は、もう反論するのがめんどくさいから、満腹だってことにして引き下がる。
食い意地張ってるみたいでなんか嫌なんだけど、食べ物の恨みは怖いという言葉もある。ずーっと食事の不満があるって地味にしんどいわ。
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