ねこのヒゲ

花や木が好き。空を流れる雲、木の葉を揺らす風とおしゃべり。藤城清治さんが描く小人たちは、いろんな姿で私たちの周りにいるのかもしれません。

ねこのヒゲ

花や木が好き。空を流れる雲、木の葉を揺らす風とおしゃべり。藤城清治さんが描く小人たちは、いろんな姿で私たちの周りにいるのかもしれません。

最近の記事

幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.44

なんだか、いつもと様子が違う。 お尻をつけて座ってるけど、左脚を浮かしている。 よく見ると、脚が太く腫れている。指のところは、グローブみたいに腫れて大きい。 蛇に手を出して、噛まれたのか。(脚だけど)。 その日は、それきり姿を見せなかった。 傷を癒すために、誰にも邪魔されないところにいるのかな。 次の日、帰ってきたら血だらけの脚だった。毛がなくて、レバーのような肉がむき出しになっている、 脚の腫れは引いているけど、脚を引きずって歩くのが痛々しい。 それでも、高い所にジャンプし

    • 幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.43

      イカ耳。 猫が耳をペタッと伏せたり、後ろに引いた状態の時。恐怖を感じたり、威嚇する時にする。 犬に飛びかかられたり、取っ組み合いをする時はこの耳になる。あと、人間の食べ物を勝手に食べて、怒られる時とか。 猫の耳は、内側にも長い毛が生えている。毛が耳の穴を保護するように、砂やゴミが入りにくい構造になっている。 片方だけ方向を変えたり、本当に器用。 イカ耳の時はイライラしてるので、噛まれることもある。 相手の感情や状況を見るって、大切。

      • 幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.42

        猫は、人の気配がする所が安心するらしい。ひざの上で寝たり、近くで寝そべったりする。 時々、寝言みたいな「んーっ」という鳴き声を出したりする。 そんな時、ピクピクと足を動かす。身体をなでてやると、安心したようにスヤスヤと寝るが、白目をむいていることがある。 猫の祖先は砂漠で生まれたらしいので、瞼とは別に目を保護する白い膜がある。それが半分だけ閉じたままの時は、けっこう恐い。 化け猫って、たぶんこんな顔の時なんだろうな。 。

        • 幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.41

          犬が茂みに鼻を突っ込み、フンフンと何かの臭いを嗅いでいる。こうなると、けっこう長い。 余裕がある時はのんびり付き合うけど、その時は猫も一緒。少し離れた所で、まったりとくつろいでいる。 猫の写真を何枚か撮っていると、メッセージが出てくる。 「QRコードの読み取りに失敗しました」 えーーっと、この縞模様と斑点のこと? 少し近寄りすぎると、このメッセージが出る。 かなり大きいQRコードだな。

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.40

          猫も気まぐれ。 どこかにスッと消えたり、足元にまとわりついて追いかけてきたり。 ひざに乗って、そのまま寝ることもある。あたたかくて柔らかくて、本当にかわいい。 身体をなでていたら、何かが指に触れた。ちょうど、アゴの下くらい。 首の下をなでながら、顔を上に向けると、何やれ黒いものが。ダニだ。触ると固い。 猫は毛繕いするけど、これは取れないみたい。 無理やり引っ張ると、ダニのアゴが噛みついたまま残るらしい。それでも、何度かクイクイとつかむとポロリと取れた。 こんなに小さくても、や

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.40

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.39

          犬が吠えたり、キュンキュン切ない声で泣く時は、ウ○チに行きたいことが多い。 それで散歩に行くと、わりとすぐに排泄する。場所は、いつも違う。道の真ん中ですることもあれば、山の中に入ってすることもある。 せっかく行っても、しない時もある。朝はしたけど、夕方はしない時もある。 でも、3回散歩に行っても全然しないと心配になる。そんな時は、あまり食べてないから大丈夫なのかなとも思う。 散歩は元気にしてるし、こっちが心配するほどのことじゃないのかも知れない。人間だって、そんな日もあるし。

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.39

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.38

          犬の散歩は、いつも気まぐれ。 その時によって気になることが違うので、急に走りだしたり、止まったりする。 コースもいろいろ。まっすぐ歩く時もあるし、横道に反れる時もある。 最近は、茂みに鼻を突っ込んでフンフンと臭いを嗅いでいる。 余裕がある時は好きにさせている。蝶々を追いかけたり、離れた所にいる人をジッと見たり。犬には、どんな風に見えているのかな。 犬がグイグイ進むので、いつもは行かない所に足を進める。 そこは水がたまっていて、湿地になっている。今は雑草が茂っているが、昔は田ん

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.38

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.37

          ヨタヨタと走って行く相手を、犬が追いかけて行く。力いっぱい引かないと、相手に追いついてしまう。 10メートルほど走ると、竹やぶになる。相手は必死に走りながら、茂みに入る。 そのまま逃げたのかと思いきや、犬がウロウロしながら激しく吠える。 川のせせらぎが、かすかに聞こえる静けさを破る犬の吠え声。その合間にカクカクと石と石をぶつけたような固い音が響く。 何の音だろう? 犬の視線の先を見ると、さっきの相手がいる。竹やぶ独特のうす暗さと落ち葉で見えにくいが、確かにいる。歯を鳴らして、

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.37

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.36

          最近、静かに寝ていたのに、急に吠えて威嚇することがある。 たいていは、近所の人や配達員の人など人間。時々、近所の犬や野良猫が近くに来た時。 それ以外で、暗闇に向かって吠えることがある。猪は身近にいるので、そうかも知れないけど姿は見えない。 犬には、音なり臭いなりを感じるのだろう。 少し時間をずらして散歩した時のこと。 なんだか血気盛んで、荒々しい動き。興奮して、強い力で走り回る。いつもと違って、気が狂ったように跳ねる。 そんな調子で畑の方に歩いて行くと、道の真ん中でピタリと止

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.36

          幸せへの散歩道           ~犬と猫から学ぶこと~No.35

          犬の首輪を付けるのと同時に、猫の首輪も付けることになった。猫のは鈴が付いている。 首輪を付けるのは、すんなりといった。なんだか息苦しく見える。 それでも、歩くたびにコロコロと鈴が鳴るのはかわいい。 遠くで鈴が鳴ると、近くにいるのがわかる。猫は本当に静かに歩くし、物も避けて通るので痕跡を残さない。 しばらくコロコロと鳴る鈴の音を楽しんでいたが、ある日、首輪がないことに気づく。首輪がなくても違和感がないので、すぐに気がつかなかった。 犬と取っ組み合いをする時に取れたのかもしれない

          幸せへの散歩道           ~犬と猫から学ぶこと~No.35

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.34

          猫に鈴を付けた。 子猫の時は行動範囲も狭く、足元にまとわりついて来ていたし、夜は外に出ないようにしていた。野良犬やカラスに襲われないように。 いつも目に入る所にいたので、鈴は付けなくてもよかった。 半年くらいして身体も大きくなった頃、外と中を自由に出入り出来るようにした。夜も自由。 すると、今まで使っていたトイレを使わなくなった。庭の端っこに姿を消す。 そのままどこかに行き、姿を見ない時間が増えるようになった。夜も帰って来ない。 犬が来てから、それがどんどん長くなっていく。犬

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.34

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~ No.33

          2回目、3回目と車に乗る時も、足を突っ張り全力で拒否。イヤなのが全身から伝わる。 後部座席に乗せると、小さく丸まる。 5分くらいの距離だから、今度は吐かなかった。ほっとしたのも束の間、車から出て数メートル歩いた所で吐いた。しかも、形がまるでウ○チみたいでびっくり。ムース状でふわふわしてる。しかも、それを食べ始めるから、またびっくり。 散歩は、短めに切り上げた。 帰りは膝の上に抱いてやると、静かにしている。帰った時も吐かなかった。 そんなことが何度か続き、今では車に乗るのが大好

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~ No.33

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.32

          散歩に行く時、犬は家を出たら車の方に行く。 車をくるっと1周して、チラッと見上げてくる。こちらが無反応だと、「なーんだ。」という感じで、方向転換して歩き出す。 散歩は近場コースと、公園コースがある。公園コースは車に乗るので、乗りたかったのだろう。 最近は車に乗りたがるけど、初めて車に乗った時はすごくイヤがった。ここでもビビり(笑)。初めてのことは恐いはず。 まだ小さかったのでケージに入れたが、それもイヤがって全力で拒否。何とか無理やりケージに入れて、車に乗せた。 後部座席で静

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.32

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.31

          犬の感情は、けっこうわかりやすい。 安心してリラックスしてる状態だと、シッポが上向きにクルンと巻いている。 逆に、恐い時や怯えてる時はシッポがダラリと下がる。初めて会う人や、小さな子どもは特に怖がる。 そんな時は、車の下やベンチの下にもぐりこむ。顔だけ少し出して、上目遣いで様子を見てる。 吠えて威嚇するのではなく、嵐が通り過ぎるのを待つ感じ。苦手なものとの距離の取り方が上手。対立や争いをしないって、すごいこと。 人間は些細なことでケンカしたり、自分を主張しすぎてしまう。

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.31

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.30

          濡れネズミ、というのは聞いたことことがあるけど、濡れ猫というのは聞いたことがない。 この子の場合、濡れ猫になっている。最近はよく雨が降り、濡れ猫率も珍しくない。 何で濡れ猫になるかと言うと、犬の散歩について来るからだ。 犬は、雨の中でもウキウキと足取りも軽く歩く。その後を、距離を空けて猫がついて来る。 犬は時々、ブルブルッと身震いして水を飛ばすので要注意。近くにいると、飛沫でしっとりと服が濡れる。 猫も時々、身震いするけど、犬ほど飛沫を飛ばせない。ほんの申し訳ていど。 猫は、

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.30

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.29

          「モモー、モモーッ。」 猫の低い唸り声が聞こえる。 この警戒を含んだ唸り声は、初めて犬を見た時のもの。犬に噛まれそうになった時も、この唸り声を出す。 犬に首ねっこを噛まれたのかと、声のする方へ行く。 犬は、ヒモが絡まって動けない状態(笑)。 少し離れた所に、猫がいる。何か、口に咥えている。それを咥えて、部屋に入って来た。 口に咥えていたものをポトッと落とす。緑色のものがヨタヨタ動いている。 アマガエルよりだいぶ大きくて、ツヤ消しの緑色。慌てず、焦らす、ジッとしてる。 猫は、爪

          幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.29