多寡知 遊(たかち・ゆう)

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SF創作講座2024(8期)・第2回課題・個人的上位8作の【一行感想】

 SF創作講座2024(8期)の第2回課題・「『過剰』は楽しい?」のフラッシュフィクション提出作・全37本(受講生分)を読了し、独断と偏見で8作品(敬称略)を選びました。https://school.genron.co.jp/works/sf/2024/subjects/2/   私が面白かった順にタイトルを並べた上で、「一行感想」を併記しました。  何故、「一行か?」というと、以前、7期の最終実作提出作『全作』のガチな感想書きに挑んだら、全部書くのに1ヶ月半近くかかって、

    • SF創作講座2023・最終実作の講評ラジオ4番組【の自作の講評部分だけ】を講評する!

       ニーチェいわく「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」  ニーチェに倣い、私も「いわく」してみましょう!  多寡知 遊いわく「最終実作を評するラジオをする時、実作の作者もまたこちらを評しているのだ」  有志による『SF創作講座2023』の最終実作を講評した、ラジオ番組4本を全編通しで聴きました。のべ12時間余り!  本来ならば、ラジオ番組全体を評するべきでしょうが、私が遅筆なのとモチベーションの関係から(苦笑)、基本的に『私の実作について言及した部分だけ』を

      • SF創作講座2023「最終課題:第7回ゲンロンSF新人賞【実作】」感想(3)

         SF創作講座の5月10日の授業後の懇親会で、大森望先生と同席する機会がありました。  先生に「最終実作29本、全て読むのに、どれぐらいの日数がかかりましたか?」と伺った処、「2週間ぐらい」というお答えでした。  これが、プロの書評家の読書スピードか~!  私が自作を除く、全28本を読み終えたのは、5月16日の夜。最終実作を印刷したのが(私、プリントアウトしないと、長文は読めないタチなので)4月6日なので、約80万字(分量的には『三体』の第1作の2.5倍ぐらいらしいです)を読

        • SF創作講座2023「最終課題:第7回ゲンロンSF新人賞【実作】」感想(2)

           本日・2024年5月1日。  SF創作講座の同期・朱谷さんが自作を除く、最終実作28本全ての感想をnoteに発表され、講座の主任講師・大森望先生が旧ツイッターで「最終実作の最終候補選出もいよいよ大詰め。まもなく候補が発表されます~」とツイートされていました。  4月上旬に最終実作3本の感想をアップしたっきり、沈黙を続けていた私は顔面蒼白ですよ!  勤勉な朱谷さんに対し、怠惰極まりない私……。  そのうえ、「最終候補作の5本」とやらが発表されたら、私の「最終実作の感想を書こう

          SF創作講座2023「最終課題:第7回ゲンロンSF新人賞【実作】」感想(1)

          「撃っていいのは、撃たれる覚悟のあるヤツだけだ!」                                                    (by神聖ブリタニア帝国第99代皇帝)  多寡知 遊(たかち・ゆう)です。  SF創作講座・第7期ももう終わりです。私が同講座を受けてるのは、友人が欲しいからですが、今期も友達出来なかったぜ!(泣)  講座はもう終わりですし、今更、人間関係が壊れる心配もないので(そも壊れて困るような人間関係を構築できてない!)、同期生の皆

          SF創作講座2023「最終課題:第7回ゲンロンSF新人賞【実作】」感想(1)

          SF創作講座・第6期 第3回梗概感想(多寡知 遊:担当分)

          自分のことは、ひとまず棚に上げまくって(苦笑)、8人の方の梗概を拝読して、思ったこと、感じたことを書かせていただきました。  繰り返し拝読したうえで、執筆しましたが、主に私の読解力の問題で、あるいは誤読しているかもしれません。そのときはご容赦ください。  順番は、お名前の、あいうえお順です。  作品タイトルをクリックすると、SF創作講座の該当梗概の公開ページへ飛びます。  なお作品タイトル末尾にある「文字数」は、私の感想の字数を指します。  それから、本稿が執筆された経緯の

          SF創作講座・第6期 第3回梗概感想(多寡知 遊:担当分)