もう会うことはない義理の妹は私のことを「お姉さん、お姉さん」と立ててくれた。ずいぶん頼りなかったはずだが体育会系で身についた所作だったのかも。「カレーを作るとき、お姉さんはどんな工夫してるんですか?」あの声のトーンがよみがえる。あなたが使っていた台所用具は今も私が使っているから。

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