【管理監督者編⑫】
・反社・ブラックの対応方法
弊社のクライアントに、反社会的勢力(暴力団)からのクレームはどのくらいありますか?と聞きますと、「ほとんどない」という返事が返ってきます。
これは、1992年に施行された「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」いわゆる、暴力団対策法、通称「暴対法」のおかげだと思います。
暴力団員による「民事介入暴力」が事実上出来なくなったため、企業に対する恐喝が減少しているのです。
反面、普段一般人でありながら、「味」をしめ、不当な要求を繰り返すクレーマーや、クレーマーのまね事をするブラックグレーが増えている、という感想を言われます。
反社であれば、「即警察に通報」で、簡単です。暴力団員をほのめかした場合(「おれを誰だと思ってる、〇〇組の者だとわかってるのか」など)も、本当かどうかは関係ありません、
「本人が言った時点」で即警察に通報です。しかし、暴対法は、指定暴力団員にしか適応されません。
では、その他のブラック・ブラックグレーは?
こちらも、「クレーマーのやり過ぎは、刑法に抵触する」を使用してください。
「警察が怖くて、やってられるか」などと、いきがっても大嘘です。
何より一番怖いのが、日本の優秀な警察ですから。
余談ですが、刑務所に入ることを「臭い飯を食う」と言いますよね。
なぜ、「臭い飯」なのか?
腐ったご飯だから?
古古古米でかび臭いから?
違います。
網走刑務所に観光に行った際、ガイドの方が教えてくれました。
留置場の中を想像してください。狭い部屋に畳が敷いてあります。他に何かありませんか。
そう、便器です。
現在はわかりませんが、網走刑務所のトイレは汲み取り式です。
もう、おわかりですね。
汲み取り式のトイレの中で、食事をするのと同じ、ということです。
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