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初段になるための次の一手講座①【難易度★】

今回から級位者の方が初段になるための次の一手講座というのをやっていきます。

次の一手と言っても本に出るような派手な手ではなく、実戦によく現れる俗手の筋を身に着けてほしいと思っています。
 
では、早速一問目。

四間飛車vs居飛穴。

この局面、どう指しますか。
相手の89馬は45の桂馬を取ろうという狙いです。

チクタクチクタク………

正解は………


4ニ金と、張り付く手になります。
45馬と取られてもまだ先手陣は大丈夫で、その瞬間に向こうを寄せきれるという読みです。
実戦では、以下
45馬、31金、同銀、41と、22銀、52飛成
と進み、寄せが見える形になりました。

この局面は次に32銀や32金という厳しい狙いがあり先手の必勝となります。

どうでしたか?

例えば42金に変えて53桂成だと、その瞬間45香と打たれ一気に負けになってしまいます。

寄せでは、とにかく相手の駒を速く剥がす、ということを意識するのが大事ですね。

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