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教師の仕事術③「授業づくりを習慣化せよ!」今日も宿敵 残業デストロン に戦いを挑む!『助けて!nikanika先生!』シリーズ第3話

※言い回しや書き方に偏った考え方が含まれますが、お許しください。

習慣化

習慣(ルーティン)って言葉があります。今回は、授業の習慣化について書きたいと思います。ここでいう習慣とは、無意識のうちにやれるようになっていることを意味します。

大変だと思うことも習慣になれば少し楽になる。

前述した通り、習慣とは無意識のうちにと述べましたが、最初から無意識にするのはなかなか難しいことですよね。なので、習慣になるまで、繰り返し繰り返しおこなってみてください。そうです。習慣化を習慣にするまで。そうしたら、楽になります。だって、無意識なんですから。そこで、今回は、教師の一日の仕事の本分である「授業」を習慣化していきます。

「授業即評価」から、「評価即授業」へ

ん?と思う人もいると思いますが、教師は、子ども達が目標に対してどこまで達成出来たかを監督する立場です。つまり、評価者です。
体操など個人の点数で勝敗が決まるようなスポーツで言えば、審判にあたると考えます。ただ、これを1人でやらなくてはいけない( ;  ; )だから、授業をする上で大切なのは、子ども達の授業後の姿(評価の基準を達成している姿)をいかにイメージして授業できるかなんです。やみくもに授業をはじめない!教えない!
忙しくても、ここだけは、譲らないでください。教師の本分です。


「評価即授業」をするための習慣の流れ

⑴単元と本時の目標、評価を確認する。
⑵評価(〜できている。〜している。)に当てはまる子どもの姿をイメージする。※この子がA、この子がB、この子がCとはっきり言えれば終わりです。私の場合は、Cから決めてます。理由は、後述します。
⑶教科書の素材や題材、問題を把握する。
⑷どうすれば⑵の姿になるかを考える。→手立てが浮かぶ。
⑸評価を達成できるように助言、支援をする。→⑷で浮かんだ手立てを実行する。

終わりです。

これ、当たり前のことなんですが、実は、⑶から入る人が多いのではないかなと思います。どうしても、授業を盛り上げたくて、導入やメインの活動をさせることばかりに気がいきますが、⑴と⑵を怠ってしまうと、いくら楽しい授業でも、楽しかったで終わってしまいます。子ども達の「やってる感」に安心して、評価まで辿り着けていない、いわば、やりっぱなしの授業になります。

以上、述べたことを意識して、授業づくりを習慣化するだけで、授業の感覚が変わります。
考えられる感覚の変化は以下のようになるはずです。


授業づくりの習慣化で得られるもの


❶ 単元と本時の目標、評価が明確になるため、無駄な活動や、必要のない発問が減る。

❷評価(〜できている。〜している。)に当てはまる子どもの姿をイメージすることで、どの子がAで、Bで、Cかがはっきりと分かる。評価しやすく、子ども達の状況が見えてくる。

❸事前に授業の終わりまでをイメージし、起こることを想定していることで、手立てとしての助言や支援がさらに有効になる。※空振りしない支援

❹授業中に、教師自身に余裕が出てくるため、子ども達の困り感や実態をさらに把握できるようになる。


まとめ

授業づくりの習慣化で得られるものは、もっとたくさんあると思いますが、明日からの授業感覚が変わること間違いなしなので、ぜひ、取り入れてみてください。



それでは、最後に、
残業デストロンに、

ライダーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーキック!!




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