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クリスマス絵本といって思い出すもの

もうすぐクリスマス。図書館に行くと、クリスマス絵本がいっぱい展示してある。

私自身は小さいときから「字のある本」を読んでいた。
そのせいなのか、思い出に残る絵本というものがあまりない。
クリスマス絵本といっても、これぞクリスマス!という絵本が思い出せない。
クリスマス絵本ではないけれど、『大きな森の小さな家』に出てくるクリスマスが大好きだ。「小さな家」のシリーズはクリスマスを大事にしていて、シリーズのどの本にも心温まるクリスマスが描かれている。でも、大きな森で親戚が集まって祝っているクリスマスが1番キラキラしている。
確か、ローラはクリスマスプレゼントに人形をもらった。その時のローラの喜びようがすばらしくて、当たり前のように人形を持っていて、それをなんとも思っていない自分のことを恥ずかしいと感じた。

人形を見るローラ。かわいい。

こどもたちにはいろいろ絵本を読んできたけれど、その中でも、子どもたちからのリクエストで買った次の本が思い出のクリスマス絵本だ。

もともと『ティリーのねがい』という絵本が我が家にあり、それを読んで気に入った子どもたちに、続編も読みたいとせがまれた。

ティリーはドールハウスの人形で、自由を求めてドールハウスを脱走し、自分だけの素敵な家を工夫して作って住んでいる。そのティリーが友人のエドワード(くまのぬいぐるみ)とクリスマスを祝うまでを描く。

こうやってあらすじだけ書いても、この絵本の魅力は伝わらないんじゃないかと思う。絵がかわいい。細部まで丁寧に書かれたドールハウスや、ティリーの家の細かい調度がすばらしい。また、生真面目なティリーの性格も、ちょっと絵本らしくなくて、それが面白い。

我が家のクリスマスはなんちゃってクリスマスだけど、絵本を読んでいると優しい気持ちになれる。ティリー、クリスマスのお祝いができてよかったね。

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たか
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