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梅干しの副産物
梅雨が明けた。梅を干す季節になる。
あわてて先日、梅にしそを入れた。
子供の頃、梅の季節になると市街の細い道には赤紫蘇の直売所?ができた。農家の方がずらずらっと並べて売っていた。そこで大量の赤じそを買った。
青じそはつくっていたのになぜ赤じそはつくっていなかったのだろう?
本当の答えは分からないけれど、なんとなく思うのは、この辺りでしそがしっかりわさわさしてくるのは7月に入ってからなので、6月にすべての梅仕事を終わらせたかった二人には遅すぎたんじゃないかということだ。
今はそんな臨時の直売所はないが、ふつうの直売に売っているので買ってきた。塩をふってもみ、アクをとる作業は面白い。ただの葉っぱのはずなのに、水分がたまっていく。1回目は濃い紫。しっかり絞ってもう一度もむと、さらにあざやかな紫色のアクがでる。あんなに絞ったはずなのに、まだまだ水分が出てくる。
アク取りのすんだ赤じそを白梅酢とあわせると、梅酢は鮮やかな赤紫になる。梅が赤く染まっていく。この色の変化がすばらしくて見入ってしまう。これでまた保管。時期を見て干すつもりだ。
さて、梅干しを作っていると副産物ができる。白梅酢と赤梅酢、紫蘇だ。皆さんはこれらをどのように消費しているのだろう? どれも貴重なものだと思うが、うまい活用方法が思いつかない。
昨年は白梅酢で紅生姜を作ってみた。うまくいったけれど、そんなに食べるものでもない。今年は浅漬けに使ってみた。なかなかおいしかった。これで消費できる? 赤梅酢も同じ要領でいけるだろうか?
紫蘇が難しい。乾燥させてゆかりにすればよさそうなものなのだが、前に作った時はほぼ食べてもらえなかった。なのに夫は「ゆかりごはんの素」をわざわざ買ってくる。悔しい。何が違うのだろう?
ということで、皆様のお宅はどうしていらっしゃいますか? 教えてください。
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