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米国株相場見通しと投資戦略



当面の米国株は7月にかけてリスクオフ的な展開を見込んでいます

米国では7月半ばから本格化する企業の決算発表を前にしてマクロ経済指標等に左右されやすい展開が予想されますが現地27日の個人消費デフレーターやミシガン大学消費者信頼感指数等が注目を集めています



これらのマクロ指標に大きなサプライズがない限り金融引き締めは年1~2回以下のシナリオが維持され市場への影響は限定される見通しです



他方27日には米大統領候補者によるテレビ討論会が開催される予定です


また30日からはカンザスシティ連邦準備銀行が年次会議を開き米国株は質への逃避が現実のものとなる可能性があります

こうした中ではアマゾンドットコムやマイクロソフトアルファベットなどといったクオリティを伴ったテクノロジーの他プロクターアンドギャンブルウォルマート等の生活必需品の大型銘柄などへの投資が手堅い戦略に分散されるべきです


要人発言・イベント

インフレ率を目標水準に確実に引き下げることに注力しているとインド中銀のダス総裁が述べました(6月25日)



インフレ抑制に必要なら追加引き締めも排除しないと豪中銀のケント総裁補が発言しました(6月26日)



トランプ氏の経済プランはインフレを加速させるとジョセフスティグリッツ氏などノーベル経済学賞受賞者16名がコメントしました(6月25日)

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