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ゆめにっきオタクによる、人間の心の最小単位などに対する考察。(前編)
初めに
筆者は時々、「人間の心って何だろう?」というような事を考えます。
そして最近、色々考えた結果、「×→α→〇が人間の心なんじゃね?」と思うようになり始めました。
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をしたりするのが人間
…この文章だけだとあまりにも意味不明だと思うので、その意味をこの記事で解説してみようと思います。
人間の心の根源の形
「×→α→〇」について
まず、人間の心には「ストレス」という概念があります。
嫌な気持ちになるアレです。
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それを、仮に「×」としておきます。
そして次に、人間の心には「報酬」という概念があります

それを、仮に「〇」としておきます。
そして、人間の心には「願い」という概念があります。
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これは、「現在の×(ストレス)から解放されて〇(報酬)を得たい」という感じの心の動きだと言う事が出来ると思います。
なので、これを仮に「×→〇」としておきます。
そして、人間の心には「手段」という概念があります。

これを、「α」としておきます。
そして最後に、×→〇(願い)とα(手段)を合体させてみます。
するとそれは、「×→α→〇」という式になると思います。

「どのように移動しようか🤔」という手段がα
「目的地に到着する😊」という報酬が〇
3つを並べて、「×→α→〇」
「ストレス」
「手段」
「報酬」
人間の心には、その3つの概念があります。
そして人間の心というものは、「ストレスを避け何らかの手段で報酬を得る」という動きをする性質があります。
つまり、人間の心は、「×→α→〇」という形をしていると言えます。
この「×→α→〇」という概念を、筆者は「×→α→〇の公理」という名前で呼んでたりします。
×→α→〇の公理という概念の具体例
人間の心は×→α→〇なんだよ!
…と言われても、たぶんこの説明だけでは、まだあまりイメージが湧かないと思います。
なので、もう少しこの概念のイメージが湧くように、具体例を交えて説明しようと思います。
例えば、「寂しさ」という気持ちがあります。

「寂しさ」という気持ちは、実は、×→α→〇という形で表す事が出来ます。
人肌が恋しいというストレス→×
温もりを感じたいという気持ち→α
人の温もり→〇
よって、「寂しさ=×→α→〇」
……多少強引かもしれませんが、「大まかに言えばそんな感じだよね」というイメージとして受け取っておいて下さい。
そして、ゆめにっきという作品では、この「寂しさ」という概念は★タオル★という言葉で表現されています。
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「人肌の恋しさ」という概念を寒さに例え
「人肌に包まれたい」という概念をタオルに包まれる事に例え
「人肌の温もり」という概念をタオルの暖かさに例えている。
……製作者の表現のセンスが凄い。
寂しさとは、「×→α→〇」です。
そして寂しさとは、「★タオル★」です。
つまり、「寂しさという気持ちを抱いている時の×→α→〇」という概念は、「★タオル★」と言い換える事が出来ます。
また、人間には「攻撃性」という概念があります。
ゆめにっきという作品の中では、それは、★ほうちょう★と名付けられています。
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「包丁などを振り回す事で、目の前の嫌な事を消し去りたい」というような想い。
この攻撃性という概念も、頑張れば、×→α→〇という式に落とし込む事が出来ます。
×→嫌な事に苛まれている
α→排除する
〇→嫌な事から解放される
よって、「攻撃性=★ほうちょう★=×→α→〇」と言う事が出来ます。
筆者がこの記事で提唱している「×→α→〇」という概念は
つまり、そんな感じの、「人間の心の状態」と言えるような概念です。
人間の心の状態とは、感覚的なものです。
なのでそれは、×とか〇みたいな無機質な数式で理解するよりも、絵的に理解した方が、おそらく何倍も具体的にイメージしやすいと思います。
……という訳でなので
ここからは、その「×→α→〇」という概念は、★タオル★とか★ほうちょう★とかそんな感じのノリで、★日本語の何か★という感じの言葉でも表現していこうと思います。

心の状態を認識するのは、たぶん右脳でしか出来ない。
心の形を認識するのは、たぶん左脳でしか出来ない。

「×→α→〇」という感じの無機質な文字列ではなくて
★タオル★とか★ほうちょう★みたいな感じの可愛らしい形に変換しないといけない。
……のだと思う。
(これは説明するのが難しいので、何言ってるか分かんなかったらスルーして下さい)
αの中の×→α→〇という概念
人間の心は、「×→α→〇」という形をしています。
そして、それを更に厳密に言うと
人間の心は、「×→(×→(×→α→〇)→〇)→〇」という感じの形をしています。
……何を言っているのか全く意味不明だと思うので、これも1から解説させて貰います。
例えば、お金が欲しい人がいるとします。

生活費が足りない→×
お金を稼ぐ為の事をしたいという気持ち→α
お金→〇
よって、「お金が欲しい」という気持ちは、「×→α→〇」で表す事が出来ます。
この「お金が欲しいという願望による×→α→〇」を、ここでは(分かりやすいように)★うはうは★と名付けておきます。

「お金が欲しい」という気持ち
「お金が欲しい人の心の中には、★うはうは★というものがある」という事にしておきます。
そして次に、その人が★うはうは★を満たす手段として、会社で働く事を選んだとします。

平均的な、お金を稼ぐ為に人間が取る行動。
仕事が出来ていない→×
仕事を頑張る→α
仕事を達成する→〇
「会社で働く」という行為は、×→α→〇に置き換えられます。
ここでは、それを★しゃちく★と名付けておきます。
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お金が欲しい人は必然的に、こういう感じのアレになる。
……たぶん。
そういう風に考えてみると、ここで一つ、奇妙な事が起こります。
「お金を稼ぐ為の手段」という概念は、ただの★うはうは★のαだった筈です。
しかしそれなのに、そのαもまた、★しゃちく★という概念として「×→α→〇」の形をしています。
つまり、「お金を稼ぐ為に仕事をしている人の、心の動き」というものは
式で表すと、「×→(×→α→〇)→〇」という感じになっていると言えます。
そして、更に突き詰めて考えれば
★しゃちく★の中にも、更に別の「×→α→〇」があります。
何故なら、★しゃちく★をする為には、まずは「職場に向かいたい」という気持ちを抱かなければならないからです。

★しゃちく★をする為には、まずはこれを抱かないといけない。
この「職場に向かいたい気持ち」も、×→α→〇という式で表す事が出来てしまいます。
職場に着いていない→×
満員電車とかに頑張って乗る→α
職場に到着する→〇
この×→α→〇を、ここでは★つうきん★と名付けておきます。
★つうきん★とは、★しゃちく★の中のαです。
なので、「働く為に職場に向かいたい」という心の動きもまた
(×→(×→α→〇)→〇)という形になっています。
そして、上記の3つをまとめると、更に式は複雑になります。
「お金を稼ぐ為に、働く為に、職場に向かいたい」
このような気持ちを抱いている人間の心の動きを式で表すと
「×→(×→(×→α→〇)→〇)→〇」
……という感じになります。
人間の心は、「×→α→〇」です。
そしてそのαには、また別の「×→α→〇」という式が入る性質があります。
つまり、人間の心というものは、「×→(×→(×→α→〇)→〇)→〇」という感じの形になっていく性質というものがあると言えます。
それを絵的に言えば、人間の心とは、マトリョーシカみたいな感じの形をしていると言えるのだと思います。

「人形の中に小さな人形が入っている」というロシアの工芸品。
…人間の心とは、おそらく、このような形をしているのだと思う。
人の心とはマトリョーシカ。
αの中にまた別の「×→α→〇」が入り続けていく。
……この記事では、人の心とはそういう構造になっているという事にしておいて、それを前提に考察を続けていきます。
心の最小単位について
人間の心とは、マトリョーシカ(のようなもの)です。
そして、実際のマトリョーシカ人形というものには、終わりがあります。
実際のマトリョーシカ人形には、「一番小さな最後の人形」というものがあります。
……そして筆者は、人間の心というものにも、そういうものがあると思っています。
ここでまた、一つ例え話をします。
例えば、目の前にケーキがあるとします。

人は自然と、それを「美味しそうだ」と感じます。
そして、それを「食べたい」と感じます。
その心の動きを、ここでは★びしょく★というものだという事にします。
お腹が空いたというストレス→×
ケーキを食べるという行動をしたいという想い→α
美味しさを感じるという報酬→〇
★びしょく★というものは、こんな感じで、「×→α→〇」の形に出来ます。
人間の心とは、マトリョーシカです。
なので、その★びしょく★の中にも当然また、「×→α→〇」があります。
……具体的に言えば、「ケーキを食べるという行動をしたいという想い」というものが、「×→α→〇」の形を取っています。
その「ケーキを食べるという行動をしたいという想い」を、ここででは★もぐもぐ★というものだという事にします。

「食べる」という行為。
お腹が空いた→×
噛む→α
食べる→〇
★もぐもぐ★は、そういう形の「×→α→〇」です。
そして、この★もぐもぐ★のαの形を考えてみます。
……すると、そこにはもう、「αの中身」というものがない事に気が付きます。
人間は、ものを噛む事が出来ます。
そして、噛むという行為に対して、「どうやって噛んでいるの?」と聞かれても、「そういう風に体を動かしているんだよ」としか言いようがありません。
「噛んでいる時に何を考えているの?」と言われても、「いや、別に何も考えてないけど…」としか言いようがありません。
「噛むって何?」と聞かれても、それは普通に形のあるものなので、「噛むは噛むだけど…?」としか言いようがありません。
つまり、★もぐもぐ★というものには、(もうそれ以上突き詰める事が出来ない、)人の心の最小単位があると言えます。
……それでは何故、★もぐもぐ★には、それ以上先がないのか。
筆者はそれを、「人間の心の最小単位とは、具体的な行動だから」だと思っています。
……この辺は説明するのが本当に難しいので、もう少し例を交えて解説しようと思います。
例えば、★ほうちょう★というものがあります。

包丁を振り回したいというような想い。
そして、ゆめにっきというゲームでは、窓付き(ゆめにっきの主人公)がほうちょうに触れる事で★ほうちょう★を使えるようになります。

これを調べる事で、窓付きは★ほうちょう★を使えるようになる。
★ほうちょう★を使う時。
窓付きは、おそらく、包丁の事を頭に思い浮かべています。
その心の動きを言語化すると
ストレスを感じる→×
包丁を頭に思い浮かべる→α
攻撃性というものを心に抱く→〇
……という感じの心の流れになっていると思われます。
この行為にも、さきほどの★もぐもぐ★と同じで、「具体的な行動」というものが伴っています。
「包丁を頭に思い浮かべるってどういう事?」と聞かれても、それは行動というものなので、「包丁を頭に思い浮かべるとは、包丁を頭に思い浮かべる事である」という事以上の事を言う事が出来ません。
……つまり、★ほうちょう★のαには、それ以上の中身がありません。
「物事を頭に思い浮かべてイメージする」
おそらくこれが、人間の心の最小単位なのだと思います。
ゆめにっきという作品では、この「頭に物事を思い浮かべてイメージする」という概念に、「エフェクト」という名前が付けられています。
つまり、人間の心の最小単位は、エフェクトだと言えると思います。
……たぶん。

ゆめにっきというフリーゲームで表現されていた概念。
おそらく、「人間の心の根源」という概念を形にして描き出したもの。
筆者が別記事で書いたゆめにっきの考察記事を読んで貰えると、スムーズにこの概念を理解して貰えると思います。
追記、脳の構造的に考える×→α→〇
(この追記の部分は、筆者が浅い知識で適当な事を言ってるだけです。
なので、スルーして貰っても大丈夫です)
×→α→〇を脳科学風に言うと
×=ノルアドレナリン(的な、苦しい気持ちを誘発するホルモン物質)
〇=ドーパミン(的な、楽しい気持ちを誘発するホルモン物質)
α=シナプスの結合パターン
×→α→〇
=ノルアドレナリンが脳内で分泌される→どのシナプスの結合パターンがドーパミンに辿り着けるのかが脳味噌の中でテストされる→ドーパミンが脳内で分泌される
……みたいな感じなのかなと思う。(筆者の浅い知識で考えると)

人間の記憶とは「シナプスの結合の強さ」というもので出来ているらしい。
そして人間の意思決定とは「シナプスの結合の正しさ」というもので行われているらしい。
それが×→α→〇の「α」という概念なのかなと思う。
(全然詳しくないから、本当にただ何となくで、イメージとしてそう想うというだけなのだけど)
人間はシナプスの繋げ方によって物事を考えている。
つまり、「A→B→C→D→E」という感じに物事を考えている。
そして、それはストレスから逃れる為に起り、報酬を得る為に進む。
つまりそれは厳密に言うと「0→A→B→C→D→E→1」という感じになっている(と思う)
それを人の心に則した形にすると
「0→マトリョーシカの性質を持ったα→1」となって
「×→α→〇」となるのかなと思う。

「入力層が×」「中間層がα」「出力層が〇」みたいな
……自分でも適当な事を言ってると思うので、何となくでスルーしておいて下さい。
中編の追記部分の中でふんわり解説するが
人間の心の本当の最小単位は、★エフェクト★ではなく☆テンキー1☆なのではないかなとも筆者は思っている。
そして、その☆☆という概念こそ
「シナプスの結合を起こす」という行為そのものなのではないかなと
そんな事を筆者は思っていたりするらしい。
(自分でもこの文章で言いたい事が伝わる気は1ミリもしないが、もうこの部分は、これ以上に上手く言語化出来る気がしない)

ドーパミンなどで〇が決まる
つまり、「×→α→〇」とは正確に言うと
「×→ノルアドレナリン→α→ドーパミン→〇」
……みたいな感じなのかもしれん。(知らんけど)

理性で動くタイプは
「×→α→(αに必要な)ドーパミン→〇」という感じの配列の思考順序をしていて
本能で動くタイプは
「×→(自然と分泌される)ドーパミン→α→〇」という感じの配列の思考順序をしている。
……のかなと、思う。

「可愛い子ぶりたい→メニュー画面開く→★ねこ★→テンキーの1でにゃんにゃん→可愛い子ぶる」
と言う感じになっている
つまり、「×→α→〇」は、もっと正確かつ厳密に言うと
「×→☆☆→α→☆☆→〇」という形になっている。
……という気がするような、しないような。(もう自分でもよく分かってない)
心の全体像について
「人間の心は×→α→〇によるマトリョーシカになっている」
……そういう風に考えると、必然的に、人間の心の全体像というものをぼんやりと掴む事が出来ます。
「人間は何の為に生きているのか?」
それは、究極的に言えば、幸せになる為だと(筆者は)思います。

おそらく人は、突き詰めれば、この為に生きている。
なので、人間の最も根源的な「×→α→〇」は
幸せではないというストレス→×
幸せになる為に頑張りたいという気持ち→α
幸せ→〇
……という感じのものだと言えます。
これを「×→α→幸福」としておきます。
そして次に、幸福になる為には、目標という概念があります。

人は幸福になる為には、これを設定し、これを頑張る必要がある。
「幸福になる為に目標を達成する」という心の動きは
「×→(×→α→目標)→幸福」という形にする事が出来ます。
そして次に、目標に向かう為には「手段」という概念が必要になります。

目的地に移動するのにも、様々な手段がある。
この手段という概念も、×→α→〇です。
なので、「幸福になる為に目標を達成する為に手段をこなす」という心の動きは
「×→(×→(×→α→手段)→目標)→幸福」
という形にする事が出来ます。
そして最後に、人間の心には、エフェクトという概念があります。

ゆめにっきという作品で提唱されていたもの。
人間はエフェクトを抱く事で、行動を起こす事が出来ます。
(……この概念はマジで説明するのが難し過ぎるので、理解出来ない人はゆめにっきという作品に触れて、「なんかそういうものなんだな」と感じて下さい)
この、エフェクトという概念そのものを、上の式の中に入れるとします。
すると、人間の心とは
「×→(×→(×→(エフェクト)→手段)→目標)→幸福」
という感じの式になります。
そして、エフェクトという概念には、その先がありません。
……なので、筆者はこれを、「人間の心という物の、おおまかな形」だと思っています。
中編に続く。