42.絶不調、それはいつか必ず訪れるもの。【FX専業トレーダーへの道】
人生、山あり谷あり。
人生において、生まれてから死ぬまでずっと順風満帆なんてことは有り得ない。
こんなことは誰もが理解している。
だが、物事が順調に進めば進むほど、私たちは忘れてしまう。
“最悪の時期”がいつか必ず訪れることを。
先日、とある人物がこのようなツイートをした。
ここで注目したいのは最後の文だ。
「noteは明日更新します」
このツイートが投稿されたのは、2023年5月5日金曜日である。
ではここで、この人物のnoteのリンクに飛んでみる。
見てみると、最後のnoteの更新が2023年4月28日金曜日で止まっていた。
更に調べてみると、どうやらTwitterの方も5月5日を最後に更新されていなかったようである。
無論、この人だって人間だ。
時には何らかのやむを得ない事情で更新できないこともあるだろう。
では実際に、この5日間、彼は一体何をやっていたのだろうか。
ただ平然とサボっていたのである。
トレードも筋トレも勉強もせず、ただ淡々と昼前に起きて、淡々と労働をし、淡々とポテチを食べて、淡々と動画を見漁り、淡々と夜中にシコ寝していたのである。
まず私から一言伝えたい。
本当にすみませんでした……。
確かにモチベがなくてnoteを更新できないことは往々にしてあるし、それ自体が悪いことでは決してないが、自ら「明日にnoteを更新をする」と公の場で発言しつつ、その約束を平然と破ってしまったことには心からお詫び申し上げたい。
そして、ここからが本題である。
皆誰しも、このようにサボってしまった時や結果が出なかった時に、深刻な自己嫌悪に陥ってしまったり、この世の全てが灰色に見えたり、物事に対するモチベーションが一気に低下してしまったりすることもあるだろう。
しかし、それは同時に、普段から正しく前に進めている証拠だと捉えることもできる。
何故なら、こういった挫折感というものは、その人の目標が高いからこそ、真面目にコツコツ努力しているからこそ抱く感情だからである。
「トレードも筋トレも勉強もせず、ただ淡々と昼前に起きて、淡々と労働をし、淡々とポテチを食べて、淡々と動画を見漁り、淡々と夜中にシコ寝している」
先程あげた私の行動。
これが挫折だと気付くことができたのは、何よりこういった行動の有害性を熟知しており、普段からそうならないための行動を取り続けることができているからではないだろうか?
そして、気付いたタイミングで無理せずまた一から始めればいいだけなのである。
ただ、こういった意見もあるだろう。
「でも、結局何度も同じ失敗を繰り返してまうんです…」
おそらく、このように考えてしまうタイプの人は、根が真面目で「同じ失敗をするな」という世間一般の教訓をただ必死に愚直に守ろうとしているのだと思う。
ただこれだけは伝えたい。
同じ失敗を繰り返したって良いのである。
何故なら、私たちが注目すべきはその行為自体ではなく、私たち自身の心の中だからである。
たとえ私たちが同じ失敗を繰り返したとしても、心のどこかで「このままじゃダメだ」という気持ちが1ミリでも残っているのならば、いずれどこかで必ず復活することができるだろう。
そして、気が付けば私たちはまた新たな成長を遂げている。
今は家でダラダラしているのかもしれない。今は生産的な行動をとる気力すらないのかもしれない。
そういった状態にいる自分を心底嫌いになってしまうかもしれない。
だが、その苦痛こそが私たちの後々のレベルアップにおいて必要不可欠な過程そのものなのである。
「愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ」と言うが、賢者なんてものは全世界を見渡してもそうは居ない。
つまるところ、この世に存在している人間の多くが歴史から学ぶことができない“愚者サイドの人間”だからこそ、あらゆる諸問題が世界中に跋扈しているのである。
少なくとも私は愚者であることを自覚している。
ならば愚者は愚者らしく、着実に経験を積み重ねて、着実に経験から学べば良いだけの話である。
それに、私たちにとって、同じ失敗を犯してしまうことは、必ずしも停滞の証とは言えない。
仮に、表面的に見て同じような失敗だったとしても、その細部を見ていくと意外とそうではなかったりもする。
トレードで言えば、逆三尊でのトレードで、毎度の如く今回もエントリーが早すぎて負けてしまったとしても、その内容を具に見ていくと、前回よりは若干エントリーを引きつけることができたのかもしれないし、長期スパンで見ると以前に比べて同じ失敗の頻度が減ってきているのかもしれない。
このように、「同じような失敗をしたと思ってたけど、よくよく考えたら前回よりも確実に良くなっていた」という出来事を、おそらく私たちは日常的に経験している。
ただ、それでも全く同じ失敗してしまうこともあるだろう。
ここでもう一度言いたい。
人生、山あり谷あり。
どれだけ対策を練ったとしても、どれだけここまで調子が良かったとしても、どこかで必ず上手くいかない時、調子が良くない時が来る。
この現象は必ずしも私たち自身に原因があるから起こっているわけではない。
そういうものなのである。
日本に春夏秋冬が訪れるのと同じである。
「去年は春と冬しかなかったけど、今年は夏しかないなぁ〜。」
無いのである。
時期がくれば春夏秋冬は必ず訪れるのである。
絶不調もまた同じである。
また、春夏秋冬はそれぞれ別々に存在しているからこそ、個々の時期の良さが光るのである。
満開の桜がコンビニのように24時間365日フル営業していたら、誰がお花見に行くのだろうか?
要するに、夏秋冬の時期があるからこそ、春の桜の良さが引き立てられているのである。
絶不調もまた同じである。
絶不調な時期があるからこそ、私たちはレベルアップし、次のピークでまた新たな成果を出すことができるのである。
だからこそ、こういった時期に差し掛かった時、私たちは必要以上に自らを責めてはいけないのである。
いかがだったでしょうか。
もし今、あなたが絶不調に悩まされているのならば、無闇に自己嫌悪に陥るのではなく、その状態にいる自分自身の心をしっかり観察してみてはいかがでしょうか。
そして、それでもあなたの心に依然として闘志が宿っているのならば、何も問題ないでしょう。
どうせまた復活します。
普通に考えて、調子も成績も右肩上がりに上昇していくなんてことは絶対に無いです。
落ちるんです。いつかは。
しかも、どう対策してたって落ちるんです。
対策が無駄ってわけではないんです。むしろ落ちないような対策や落ちた時の対策を立てることはめちゃくちゃ良いアプローチだと思います。
そうではなく、自然の摂理として、どうしても落ちる時は落ちるので、そういった時に「対策してたのに…」とか「俺ってダメだわ…」とか必要以上に思い込まなくても大丈夫!!ということが、今回の記事で伝えたかったことです。
あまりにも落ち込みすぎてしまったら、また戻ってくるのにめちゃくちゃ時間かかっちゃいますからね。それは勿体無い。
まさに今回の僕です。
ある意味策に溺れたのかもしれません。
「こんだけ対策していれば大丈夫でしょ」みたいな。
だからこそ、習慣が途切れた時やちょっとトレードで失敗しちゃった時なんかにめっちゃ落ち込んだりしちゃうんですよね。
でも、それで僕自身の復活が遅延してしまっていたらガチで本末転倒ですよね。
とりあえず、今日からまた復帰なので、よろしくお願いします。ゴメンナサイ。
ということで、今日はこの辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございました。