『死体妻』
小学生最後の夏休み
汚い小池に
見知らぬ女が寝転んでいた
真っ白なワンピースを着ていて
手足はスラリとしたモデル体型であった
それが異様に妖艶に美しく見えた
思わずキスをしてみたくなった
誰かいないかと確認してから
唇を近づけた
すると
女の口の端から血がトポトポと垂れてきた
そこで私は
この女が 舌を嚙み切って死んでいることに気が付いた
死んでいると分かった途端に
私の理性も事切れた・・・
私は死体で
童貞を喪失した
だから私は今になっても
生きている女を殺しては犯すことが
止められないのだろう