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4.トータッチ/レディーポジション(Toe Touch/Ready Position)
Toe Touch Position:これは打者のポジティブムーブが終わり前方の足のつま先がに着いた瞬間のこと
Ready Position:これは足を上げずに着いた状態の打者のポジティブムーブが終わりヒールプラントが行われる前の踵に体重が乗り切っていない状態
どちらもPreparation Phase(準備動作)の最後のところでスイングが始まっていない状態の最終段階を言います。
案外このフェーズとヒールプラント(踵が設置している)フェーズが混同している人が多いかと思いますが、大きな違いは並進運動の最終局面か回転運動への切り替わりかということです。
難しい内容ですが、いわゆる並進運動が最終局面を迎え、姿勢の軸が投手方向から捕手方向に切り替わりながら横の動きを回転運動に切り替え下半身から上半身にエネルギーを伝えていく局面になります。
ここで言いたいのはまだスイングが始まっていないということ。
すなわち、極限では下半身だけが動き出し上半身から先はまだ捻転差があり回っていないということになります。
ご覧いただけますでしょうか?
トータッチの後はヒールプラントと言ってスイング動作に切り替わります。
野球は再現性のスポーツとよく言われるが、ゴルフと同様に投手は自分主導の動作が可能なので圧倒的な再現性が求められると思いますが、打者の場合は動いてくるボールに対応しなければいけないので再現性というのはなかなか難しいものです。
しかしながら、このトータッチ/レディーポジション(Toe Touch/Ready Position)までのフェーズはスイングが行われていないので自分主導ということになるかと思います。
スイング自体はボールに合わせにいくことが考えられるので、ここまでの動作がスイングに及ぼす影響は大きいのかもしれません。
まとめ
映像を見てもわかるように、最高の打者はToe Touch/Ready Positionまでにグリップが動いていないように見て取れます。
すなわち、下半身と上半身の捻転差があり、さらには上半身と腕の捻転差もしっかり出ているということになります。
次回はHeel Plantについて書こうと思うが、最高のスイングには最強のストップ動作が必要になります。
映像技術の進化により、見えなかったものが見えるようになり感覚とされていたことが可視化されていることは面白いものです。