開店準備ではなく、開店しよう
わたしはこれまで、企画者や主催者側からすると「意図しない」顧客であったことが何度かある。
「何がきっかけで今回知って頂いたんですか」
と聞かれて答えると、
「そんなことってあるんですね!そのパターンは初めてです。ありがとうございます!!」
と言われることがあったからだ。
そう言われると、あれ私ってそんな意外な参加者なのかな?
と内心どきどきしてしまうこともあったのだけど、
自分の目的意識をもって来ていたから特に気にしていなかったし、
主催者側の参考になるなら嬉しいです、でも例外パターンかもしれませんよ(笑)という気持ちでいた。
もちろん【意図していない=対象者じゃない】という場合もあるけれど、
わたしのように【意図してなかったけど、告知しただけで勝手にきっかけを作ってきてくれたラッキー顧客】
ということもあるわけだ。
"招かれざる客"と、"想定外の客"は似ているようで違う。
今日伝えたいことはただひとつ。
「開店準備ではなく、開店しよう」ということ。
いくら、パン屋をやります!と宣言していても、店頭にパンが並ばなければお客さんは買うことができないのと同じ。
勝手にきっかけを作ってくれるというのは、
例えば、″〇〇層に向けたパンを開発できたら、それを看板にオープンしよう!″と一生懸命準備していたとしても、
早々にオープンして毎日変わらず同じ場所で同じ時間にパンを売っていることで、
「通勤前に買うことが習慣になる人」
「お腹が空いたら行くお店の選択肢にいつのまにかリストアップしてる人」
「散歩の習慣を継続するためにルーティンとしてそのパン屋に寄ることを組み込む人」
など、各々のそこに行く理由をつけて来てくれる可能性があるからだ。
やっぱり
「こんな人に来てほしい」
というのと
「こういうお店にいきたい・サービスを受けたい」
という双方のニーズが合致することが理想だけど
実際に″顧客の動き″をみてみないことには
想定外を想定内にすることはできない。
お客さんが価値をつくってくれる機会を奪ってはならない。
これは私のような対話サービスや無形事業でも同じ。
起業したばかりだったり、これからサービスをやっていきたいなと思っている人は
「こんなことやってみたい」
というアイディアが浮かんでも
はじめからその双方ニーズを合致させなければいけないと思うがばかり、気付いたら想定以上に″開店準備″をしてしまっていること、ありませんか。
私自身、なにか停滞感を感じた時にいつのまにかこの状態に陥っていることがよくあります。
でも、私たちはもちろん、″開店準備″がしたかったわけでなく、開店して売ってお客さんに喜んでもらう作業をどんどんしていきたいはず。
″想定外の顧客″との出会いも楽しんでいくことで
自分の理想のお客さんを発見していきましょう!!
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