夢は臨床検査技師。 そう思ったのは中学一年生の時だった。 年長まで父母祖父母叔母の6人暮らしだった私は、持病持ちの叔母の”介護”が当たり前だった。 一緒にお風呂に入ったり、服を着せたり、靴下を履かせたり… 当時は”介護”という認識はなく”お手伝い”感覚で楽しくやっていたと思う。叔母は入退院を繰り返していた。入院期間はよくお見舞いに行った。これも”お見舞い”という認識はなく、ちょっと特別な場所に行く感覚で看護師さんとお話ししたり、家とは違うお部屋で過ごす時間が好きだった。 そん