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今月で主人がテイネンタイショク

今月いっぱいで主人は定年退職。
パソコンを返したり職場へ行く事はまだあるようだが、仕事はほぼ今日で終わり。
なんだか嬉しそう。

66歳になりました。

今では考えられないが、毎日23時頃に帰宅していた。
飲み会ではないですよ、仕事です。
最終電車で帰宅なんてざらにあった。
翌朝は7時に出勤する。

それが当たり前だったから恐ろしい時代だ。
ただ、今と違うのは給料は上がっていった。
それがないとかなりきつかっただろう。

つくづく、よく働いたと思う。

息子は、父親と夕飯を食べるのは土日だけ。
夕飯どころか父親と会うのも土日だけ。
平日に父親と夕飯を食べた事はなかったと息子は今も話す。

更に、父親のそんな姿を見ていたので、働きたくなかったと言っている。
会社員になりたくないとも思っていたそうだ。
働く事に恐ろしさを感じていたようだ。笑笑
息子の友達も同じ事を言っているとの事。

そりゃそうだ。

あの頃、皆んなの感覚が麻痺していたのではないか。

風邪ぐらいでは休めない時代。
これは、コロナが流行って変わってきたが。

息子が生まれた時、私の母親はすでに亡くなっていたので主人が数日休みをとってくれた。
その時、何で?とか、実家に帰ってもらえばいいのにとか言われたそうだ。
育児休暇なんて言葉は聞いた事がなかった時代だ。

目標に向かって皆んなで働いて、病気したり、会社というグループに合わなくて間違っていると本音を言えば外されたり、又は自分を抑えてひたすら我慢をするか。
それは今も変わってないな。

転職が不利だった時代。
多様性を皆知らなかった時代。

だから、私は昭和の価値観が嫌い。

でも、今でも、昭和の価値観から抜けられない人がいて、若い子達をそこに引っ張っているように見える時がある。

昭和の時代に欠けていたと思われる『自分で考えて自分で判断する』がこれからは大切になるのではないかな。


話はそれましたが。

主人は定年退職するにあたって、『辞めた後何をするのですか?』とよく聞かれるらしい。
たぶん、自分が辞めた時の参考にしたいから聞くのだと想像するが、主人は『何かやらないといけないのか』と思ったようだ。

何かやっていないといけないような風潮がある。
暇にしてたらいけないような、常に社会貢献していないといけないような。
常に行動を起こしていないといけないような。

私も病気でパートができなかった時、『毎日何してるの?』と聞かれた事がある。
ほっとけっ!
たぶん、言った人は私より自分を少しでも上にもちあげたいんだろうなと思った。

ニーチェも言ってたけど、何かをしてそれに伴った対価を頂くことは、その人の心を安定させる。

ただ、そうなれない時はあるから、そんな時は一人で過ごしていたっていいじゃない。
それを、とやかく言うのはよくない。
だって、とやかく言う人も、いつか休まないといけない時が来るから。
人生山あり谷あり。

またまた、話はだいぶ外れましたが。

主人に一言。
長い間、本当にお疲れ様でした!
これからはやりたいと思った時にやりたい事をやって楽しみましょう!

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