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【映画感想】『ホールドオーバーズ』は三者三様の“片手袋”
宝箱にしまいたくなる穏やかで暖かい
オールタイムベスト級!
ロングランになるのも頷けるなあ
“過去”を知らないと
“今”を語れない
でも、一方で
“今”は“過去”に形作られるものではない。
いつだって始められる。
三者三様の『片手袋』な登場人物が
ぶつかり合い補い合い自己と対峙する
ただそれだけなのに
こんなに大切にしたくなるなんて、
この作品と出会えた僕は幸運だな。
全編70年代ルックでフィ
【映画感想】Netflix版ウルトラマンはスパイダーマンの味
Netflix版ウルトラマン❗️
ウルトラマンにはまだこの切り口があったか!
と唸らされたなあ
日本産のウルトラマンにアメリカテイストの主人公の
組み合わせが、実家でカリフォルニアロールが出てくるぐらいの新鮮味溢れる違和感があって
めちゃくちゃ楽しい作品
「大いなる力には大いなる責任が伴う」
スパイダーマン文脈かつ日本のカルチャーを
混ぜこぜにしつつ、描写される日本も
トンチキジャパンではなく、
『おジャ魔女カーニバル!』に潜む現実的な寂しさと「年中無休」の意味
おジャ魔女どれみを、ちゃんと観たことはないが、『おジャ魔女カーニバル!』だけ異常に好きで、アップテンポで明るい曲調にも関わらず、どこか寂しさを覚えるのだ。
底抜けの明るさではない感じ。「不思議なチカラがわいたらどーしよ?」という歌詞、教科書みても書いてないし、子猫も子犬もそっぽを向くし、「そんなのムリさ きみは笑うだけ」なんです、魔法が使えるとは言ってないんです。もし使えたら、使えるなら、毎日が
せめてこの日は。(3行日記2024/03/11)
被災地を回った2年前。たった2年前なのに
すでに懐かしさを覚えてしまっている…
13年も経てば記憶よりも教科書の出来事や
文字情報としての認識しかない人も
いるはずでだから伝えていかないと
いけないんだと思うわけです。せめてこの日は
【感想】『爆上戦隊ブンブンジャー』は数年ぶりの実家の味すぎ
今日から始まった新シリーズ!!3〜4年ぶりの知ってる味(わかりやすい戦隊モノ)で謎の感動を覚えている…最近が異色作で意欲作で、その斬新さに驚かされるばかりだったから、従来の戦隊要素が多いだけで逆に新鮮みたいな現象ですわ…
なにより車という題材に真摯な演出が随所に散りばめられてて好感がもてる。「自分のハンドル(生き方)は自分で握れ(決めろ)」とか、ロボ合体時にビークルがバックするときに駐車音が鳴
【映画感想】『落下の解剖学』曖昧さを直視しなければならないね
ネタバレありあり。
『落下の解剖学』をミステリーだと思い込んで劇場へ訪れたが曖昧さの見方を学ぶ息子の物語だったな。
いい弁護士は事実よりも見え方を重要視し、
検察官は想像を膨らます。
民衆は事実よりも、
面白そうなフェイクを待ちわびる。
事件に関する情報は、
裁判が進むにつれて次々と明るみに出るわけだが
我々視聴者だけが知っている情報は何一つなく、
毎度驚かされる。
それはまるで傍聴席にいるよ
【映画感想】『PERFECT DAYS』よりも『枯れ葉』を勧めたい
カウリスマキ監督の引退宣言から6年ぶり復帰作。
『枯れ葉』今年1番好きかもしれない…
確固たる怒りをとぼけたユーモアで包んだような作品。『perfect days』よりも人に薦めたい。
美しい映像にそのドライなユーモアは、ヴェンダース監督も敬愛していた小津安二郎を感じたが、
とにかく会話ややり取りがユーモアに溢れていて
『大豆田とわこ』などの坂本裕二作品が好きな人は
絶対に好き、なはず…。
そ
『アメリカン・ユートピア』きっかけにあの映画を観た(3行日記2024/02/07)
『アメリカン・ユートピア』きっかけにデイヴィッド・バーンを知った僕は、『stop making sense 』を観た。ここが映画館でなければ、、、ライブ会場であれば、、、と悔しくなるほどに凛々しく燃え上がる音楽を浴びちまった。改めて『アメリカン・ユートピア』の曲を聴くと、なおのこと良いんですわな。いまこそ!もう一度『アメリカン・ユートピア』観てぇ〜!!
【映画感想】『PERFECT DAYS』よかったけど、拭えない違和感が同居する
本当によかった。カセットテープからしか流れない音楽、小気味よい編集、得体の知れないOL、言葉数の多い柄本時生、無口で魅せてくる役所広司。なのに、なぜか納得できない。スッキリしない。だって、俺が知ってる東京のトイレはもっと汚くて、排泄欲に塗れたものだから。
トイレの清掃員という役柄、汚物が出てくるだろうなと思いながら観ていたけど、結局は柄本時生が登場時にポロッと世間話に出しただけ。他にも女性用
これしきで、この世は捨てたもんじゃないなんて安直(3行日記2024/02/06)
雪がひとしきり降り、落ち着いた深夜。
こんな日だからこそ鶏白湯くお!
と思ってきた近所のラーメン屋。
Uberが取りに来た時、店員と配達員が
お互いを労うかのような深いお疲れ様を言い合うのをみて、この世も捨てたもんじゃないなと安直に思った俺はさっさと家に帰るべき。
てか営業してくれててありがとう
相変わらず美味かった。
【短め映画感想】『哀れなるものたち』って渇いた質感だったね
【さっそく感想】
原作読みてえ〜衣装・舞台美術すげえ〜
歪な美しい世界観の価値観や社会の構図が
現実世界に照らし合わされてドキッとする
結局箱庭に落ち着くのも
男女問わず人間は支配欲のまみれた
『哀れなるものたち』なんだなと。
でもそれはすごく肯定的で渇いた質感だった。
おそらく人生の節目にみなおしたくなる感じだわ。
あとファーストデーは映画館いかなきゃってなるよね?なんない?
【短め読書感想】『坊っちゃん』ってユーモア溢れすぎない?そうでもない?
感想
夏目漱石の『坊っちゃん』を読んだよ。
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ああいえばこういう、口達者な言い訳上手の物語。ひたすらゲラゲラ笑ってた。こんなにもユーモアに溢れたコメディだとは思ってなかった。もっと堅苦しい息の詰まるものがお出しされると思っていたから、スルスルと読めてしまった。
最後に赤シャツを、タコ殴りにするけれど、結局は正義をかざしたものが職を辞して、赤シャツは変わらず偉ぶり続けるのだ
毎日投稿したいと思って1週間以上サボったよ。(3行日記2024/01/18)
いままで書き溜めた読書感想があるから、当分毎日投稿できるやんとか思ってたくせに、1週間以上投稿してなかったってさ。そんなもんだよね!!3日坊主仲間あつまれ!!3日坊主が飛び飛び続けば、立派な継続。
#3行日記