自分ノート(その4)

「本当の自由」とは、「自由にやる」ことではなく、マッチ売りの少女のように、「自分の魂の中で働く神を通して光を感じとること(シュタイナーによる瞑想の言葉その59)」です。もちろん、人によって何が「マッチを擦る」ことなのかは違ってきますが、刷り続けていれば、その光が死後の世界を照らし出してくれることでしょう。この世の「自由」が悪魔の贈り物であることは、京王線の中で火をつけたジョーカー男が座席でゆうゆうと煙草を吸っている姿を見れば分かります。シュタイナーは、「自分は年取っていて、もう人のために何もできません」と言う人に、「祈りなさい!」と言っています。特に、死者への祈りは、その人の死後の道行を照らし出す光となるでしょう。


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