シュタイナーによる瞑想の言葉(その89)

シュタイナーは、この世はマーヤ(幻想)であるが、ひとつだけ現実的なものがあって、それは「死」である、と言っています。しかし、我々にとって、「死」とは、単にこの世から居なくなることであって、あまり現実的なものとは考えられないのではないでしょうか?「霊的な知識」は、「死とは何か?」を明るく照らし出す「地上の炎」です!
 
In Menschenseelen will ich lenken
Das Geistgefühl, dass willig es
Das Osterwort im Herzen wecke;
私は人間の魂に向ける
霊的な感覚を、喜びに満ちて
復活祭の言葉が心の中に目覚めるように。
 
Mit Menschengeistern will ich denken
Die Seelenwärme, dass kräftig sie
Den Auferstand’nen fühlen können;
私は人間の霊とともに考える
魂の暖かさを、それが力に満ちて
蘇った方を感じることができるように。
 
Es leuchtet hell dem Todesscheine
Des Geisteswissens Erdenflamme;
Das Selbst wirt Welten-Aug‘ und -Ohr.
死の見かけを明るく照らし出すのは
霊的な知識という地上の炎、
自我が世界の目や耳と成るように。
(「詩と瞑想」より、私訳)

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