はじめてのレッスン
保育のブランクがある私は経験不足で思ったような保育が出来ない毎日で紋々と過ごしていた。悩みをミセスハートに相談したところ「一から保育学びましょ」と教えてくださることに。
数年前に出会ったミセスハートと久しぶりの再会。ミセスハートは若い頃ドイツで幼児教育を学び日本との違いに驚いた。
ドイツでは0歳から80歳も障害者もみんな平等の教育を行なっていた。音を心で感じ身体で表現することを学び、その人の持っているものを引き出す。日本のように教える教育ではなかった。
日本にはたくさんの良い素材があるからそれを元に教えようと日本に戻り大学で幼児教育学科で教えることとなり、今は音楽と動きの学校を丘の上のレッスン室で教えている。
今日は初めてのレッスン。丘の上のレッスン室に初めて入って驚きと感動!あ~わたしの求めてものがここにあった!
グランドピアノ、さまざまな管楽器、絵本、おもちゃ・・・ここは保育の玉手箱だった。
私がこういうことを悩んでいてこんなことがしてみたい!と話すと出てくる出てくる!!
さて、レッスンがはじまった。
卵型のボール 動かしてごらん。
卵はころころとあっちへ行ったりこっちへいったり。動きが面白い。
「思うように動かないのよ。」
卵を題材にしている絵本
●たまごのあかちゃん
卵が割れて赤ちゃんが生まれる。
展開:ボロボロのシーツを寝ころんだ子どもの上に広げて
みんな赤ちゃん。暗い所にいるね。さあ殻を割って飛び出して生まれてみよう。・・子どもがシーツをビリビリ破りながら生まれてくる遊び
●いのちのまつり
自分の命があるのはどれだけのご先祖様がいるからをわかる絵本。
人は一人では生まれてこない。人と人との繋がりがある。
●ヨーロッパの文字の無い絵本
言葉がなく絵だけで表現されている絵本なので自分でストーリーを作っていける絵本、一ページ一ページ捲りながら思いついたストーリーを話す。
子どもに一ページずつ回してお話をしてもらうのもよい。
日本でも文字の無い絵本が、あるよと紹介してくれた
●あかい ふうせん
作: イエラ・マリ 出版社: ほるぷ出版
他にもたくさん絵本を紹介してくれた
●ぼくはむくどりのヘンリー
指紋を鳥にしてある絵本
展開:こどもに画用紙に指紋を押させてペンで鳥にする→鳥の真似
●ぼくのともだちおつきさま
絵本をゆっくりとめくりながら話をする、子どもたちに話を作らせても良い、反対からも読める
●ボタン
正面、横、横と絵本をぐるぐる回しながらお話ししていく
【手作り楽器】
●ペットボトルの太鼓 大きいもの2つを叩いて音を出す。
炭酸系が良い音が鳴る
●500㎜ペットボトルを半分に切って砂・パスタ・石・ビーズ・米などを入れて子どもに音を作らせる。
【音楽】
私がエレクトーンをやっていたことを話すと、それなら基礎が出来てるから早いねと簡単な譜面で拍子をとるが‥。
拍子の取り方が・・・
2/4 6/8? どんなだっけ?と出てこない。
ミセスハートと一緒に手拍子してみると思い出す。
そんなこんなで、ドレミファソファミレドと和音を一段ずつ音階を上げて弾けるようになるのが宿題。
・音をしっかり取る
・リズムをしっかり取る。
・音階をしっかり頭に入れる。
・どの音階でも対応できるように
・正しいリズム・テンポ
●動物をテーマにする
動物の絵本を見せたりカードを見せたりしながら、動きを真似てみる
ぞう→バゥワァワァワァ(全音符)
馬→パッカパッカパッカパッカ(三拍子)
鳥→チュチュチュチュ(四拍子)
犬→ワンワンワンワン(四拍子)
あっと言う間に時間が過ぎ、今日はここまで。
充実した時間でした。
つづく