【予習】コンピューターサイエンス単元
<課題図書>
シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)/著・安宅和人
課題1
むりやり結論から書くと…
スタバは、効率的、合理的、画一的、ちょっと人格的な要素もあるスゴいデザイン。
喫茶店は、人格的、個別的、コミュニティ感。
最初に思い浮かんだのは、ゲマインシャフトとゲゼルシャフトとか、官僚制とか、マクドナルド化とか。
社会学系の授業でちょくちょく出てくる概念で、ちょうど今、受けている講義にも出てきた。
スターバックスは、合理的・機能的・生産的で、そこにちょっとの人格的で個別的なサービス(カップの手書きメッセージ)がある。
しっかりデザインされているな~と思う。
わたし自身、スターバックスを何度か利用したことがある。
その経験から考えてみた。
その時に個人的に「うっ(大変だな~)」と思うのは、①スターバックスの注文の仕方があること、②店に入る前に注文を決めておかなければいけないこと、③なんだか似たような感じの人がどの店舗にもいること。
「うっ」と思ったということは、「こうしなければいけない」という雰囲気を感じるから。コミュニケーションじゃなくて、儀式みたいな感じがどうにも苦手である。コミュニケーションはその場で生成すればいいけど、儀式は覚えなくてはいけない、まちがわないように。
これは個人的な話で、スタバの価値はとても理解できる。
おしゃれだな〜というイメージもある。
店の人からしたら、いちいち対応を変えなくても良いし、自分の内面関係なく、マニュアル通りにやれば文句を言われることはない。自分という人格自体を労働商品にしなくてもいい。
客側からしても、イメージのしやすさは助かるだろう。どこのスタバでも、自分がどんな人格であろうとも、同じサービスを提供してくれる。スタバの仕組みの前では、みんなが平等だ。
私がスタバを利用したいと思う時は、大勢の中に溶け込みたいとき、わたし個人を意識したくないときだ。誰も必要以上に干渉してこないことが都合がいい。
(あとは、気になる新作メニューがあるとき。もはや、何が定番メニューなのかあまりわかっていないけれど。)
なぜか行きやす場所にあって、ちょっと高い気もするけどイイ感じの値段、あの人魚みたいなロゴ、モスグリーンとアースカラー、木材とインダストリアルな雰囲気の融合、Macのキーボードを叩く音、就職に有利だとかないとかといううわさ、その全部がスターバックスをつくっている気がする。
ぼやっとした言い方だと世界観?だろうか。
じゃあ、喫茶店は?というと、人格的要素が強いと思う。
マスターしだいで、メニューも内装も色んなものが変わる。マスターに○○さんがなったのではなく、○○さんがマスターになったのである。
個人経営の喫茶店には、マニュアルがあることは少ないのではないだろうか。
初めて店に入るときは、おっかなびっくりしながら。何度も通う内に、お互いのことがわかって、馴染んでいったり、馴染めなかったり。たまに最初から馴染んでしまうところもあるけれど。
誰かと友達になる過程に似ていると思う。同じ人はいないから、新しく出会うたびに、知っていくところから始める。だんだん、仲良くなったり、ならなかったり。たまに、最初から馬が合う人もいるけれど。
人格的なものによっているから、この店じゃないとダメ!ってなるくらい好きになるけど、なかなか世界中のみんなとは共有できない。
そもそも、店側も世界に向けて売ろうとは思っていない気がする。供給がそのスタートにあるのだ、きっと。
課題2
A.大塚国際美術館
正直、「スタバのように」だと完全には言えないと思う。
スタバのようにを考えてみたけれど、あまり面白いものが思い浮かばなかった。
そこで絞り出したのが大塚国際美術館だ。
世界中の名画の『レプリカ』が飾ってある。
まず、レプリカでお客さんが来ると思ったのがすごい。
これは、なかなか出ない「新しい発想」ではないだろうか。
本物を見たいから行くのではなく、本物も見てみたい!と思わせる美術館だということが面白い。
新しいと言えば、レプリカは大きな陶板に転写する技術を世界で初めて確立したからこそ成立した美術館だ。
レプリカであるから、実物以上に近づける。これはもはや、体験型アートなのではないだろうか!
大塚国際美術館は、数値にできない価値を持っていると思うが、それは「スタバのように」とは言えない。どちらかと言えば、「喫茶店のように」である。
しかし、これが個人予習だ。(チームミーティングで色々と気づきや変化がありました)
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