いけばな歳時記 アンスリウム
アンスリウムは熱帯アメリカ原産のサトイモ科の花でハワイで栽培化されました。カラー同様中央軸部が花、それを包む苞の色が赤・ピンク・白・紫・グリーンなど豊富で、苞の大きさや形も品種によって違います。大きさによる区分が一般的で、特に大きく動きがあって色が複数に混ざるものを、オバケアンスと区分しています。水揚げ・花持ちも良く夏場にありがたい花ですが、年中出回り、夏場よりも冬場の花色が美しいとも言われます。
上作例は、透明ガラス花器に晒しトウ・モンステラと組み合わせた構成。
上左 いけばな写真撮影の見本花・前後奥行きの展開。(いけばな写真撮影・奥行きの展開・)→広瀬テキスト42~44・53p
上右 小さな有田製のコップにミニアンスリウム・ヒバの小枝・枯れアジサイを入れたミニアチュール花。(ミニアチュール)→広瀬テキスト77p
上左 透明ガラス花器を二つ使って、5種の花材を花器水中・花器外で対比させました。透明ガラス花器による構成→広瀬テキスト81p
上右 →荷造り紐オブジェ(編んだ荷造り紐をボンドで固める手法)にアンスリウム・パームヤシ繊維を乗せています。植物以外の素材→広瀬テキスト79・109p