2023-9-24(日)17時~Onlineいけばな 「じか留めと添え木留め」
広口の花器に剣山などで留める盛花に対して、丈が高く口の小さい花瓶に、そのまま枝を入れて花瓶に持たせて留めるいけばなが投入です。投入の枝を留める方法は、基本的には、花器を支えに使って、3点を決めるという考え方です。(ものは全て3点が決まると固定されます。)
投入では、花器の挿し口から外に延びていく枝が、傾いて下に向かうような枝の留め方は、挿し口のA点と、枝が花器の中壁に当たるB点だけで留まってしまいます。それは花器の外で、枝が下に延びていく第3点(重心C)があるからです。この留め方をじか留めと言い、枝を安定させるには、枝の切り口を花器の内壁にぴったり当たるように切るとか、挿し口や内壁に当たる部分の座りをよくする工夫をします。(写真1①~④)草ものの場合には根たたきと言って、茎の元を鋏の肩の部分や金槌などで叩きつぶし、それを内壁に当てて支えにします。(写真1⑤)一方、枝が挿し口から上に向かう場合、ふつ
うはそのままでは花瓶に留まりません。その時は、添え木(足とも言う)を使い、挿し口のA点、花器
の内壁のB点、添え木の足元が花器内壁に当たるD点の、3点で枝を固定します(写真1④・2・3・図2)。
私は、じか留めで留まる枝の向きをじか反り、添え木で留める枝の向きを添え反りと呼んでいます。
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前回とこの回のオンライン教室の実況は以下。