NEW WAVE おすすめバンド 第1回 THE CURE(ザ・キュアー)
沢山のニューウェーヴと呼ばれるバンドの中で、普段はそんなに音楽を聴かない人でも“なんか良いな~”と思える曲を書けるアーティスト・バンドは余り多くはないと思います。
そのバンドが今回紹介するTHE CURE(ザ・キュアー)です。
先日16年ぶり!?のニューアルバムを発表しましたが、バンドのデビューは1980年代初頭に遡ります。
最初の出会いは某FM放送で彼らのライブを聴いたのがきっかけ。
ダークな曲もありポップな曲もある、その音楽性の幅広さと、ニューウェイヴのバンドにありがちな、上手いんだか下手なんだかよくわからない、ゴチャゴチャした演奏とボーカルのロバート・スミスのちょっとクセのある歌声にハマりました。
で、当時のニューアルバムであった“Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me”を購入。
2枚組のボリュームは圧巻で、曲によってコロコロ変わる曲調は大袈裟に言えばビートルズのホワイトアルバム的な雑多な多様性を感じ、このバンドの強烈なオリジナリティを感じました。
あと、ロバート・スミスの歌詞は基本ラブソングが多いけど、どこか捻れていて読んでいて面白い。(←この辺りもニューウェイヴっぽい)
特に“How Beautiful You Are”での“こんな事柄を歌にするの?”的な日常の瞬間的な出来事を視覚的に表現する、超個人的な歌詞は、ある意味凄いなと思います。(気になった方は調べてみてくださいね)
そういえばFUJI ROCK FESTIVALで一度彼らのライブを観ましたが、トリではあったものの、他のアーティストよりも長い約3時間にもわたる出し惜しみなしのステージングでした。
さすがにライブアルバムを沢山出しているだけあって、意外にファンとの絆を大切にしているオープンな人達なんだぁと思いました。
最後に私の好きな曲をダークサイド、ポップサイド各一曲ずつ貼っておきます。
ダークサイド(暗くて長いですが美しい)
ポップサイド(同じバンドとは思えない)
キュアーを初めて聴くなら、先ずはこっちのポップな曲をおすすめします。