塩素系女子

書きたいことを書きなぐります。

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最近の記事

『虎に翼』を見終えて

ついにこの日が来てしまった。 この半年、私の毎日を彩ってくれたNHK連続テレビ小説『虎に翼』が最終回を迎えてしまった。 何度も見たくなる、ここまで見てきた視聴者にとってご褒美のような最終回だった。 このドラマに携わった全ての方々に一視聴者として心からの感謝を伝えたい。 本当にありがとうございました。 このドラマのどこが画期的で何が素晴らしいのか、わざわざ私が書くまでもないし、適切な言葉を用いて書ける自信もないので割愛する。 ここでは明治大学法学部生-寅子-三淵嘉子さんの後輩

    • クラリネットとの出会い

      誰しも人生のターニングポイントになるような、人生を変えるような、そんな出会いがあると思う。それは人であったり、物であったり、出来事であったり、様々だと思う。 私のこれまで21年生きてきた人生の中で、そういう出会いが2つある。 今日はその1つについて、つらつら思い出話や想いについて書いていこうと思う。 私にとって人生のターニングポイントとなった出会いの1つは「吹奏楽」、そして「クラリネット」だ。 出会いは中学1年生の時。 中学に入学し、誰しも考えることは「なんの部活に入ろう?

      • 本が好き。

        私は本が好きだ。 それは確実にこんな環境で育ったからにほかならない。 私の家にはそこかしこに本が溢れていた。 父が無類の読書好きで、家には1000冊以上は本があると思う。 2階の廊下に壁に埋め込むような形で本棚が2つある。さらに寝室の奥のたった2畳しかない父の部屋には上から下までびっしり何段にも渡って本が積まれている。年々その数は増えていき、最近では足の踏み場もないほどだ。大きめの地震があるたびに本が崩れてそれを元に戻すのに苦労しているから、早めに何とかした方がいい。 こん

        • 『木暮荘物語』

          気づいたら読み終わってから2週間近くが経ってしまった。 今回読んだのは 三浦しをん作『木暮荘物語』 だ。前に同じ作者の『舟を編む』を読んだため、別の作品を読んでみようということで手に取った。 BOOK・OFFで買ったのだが、帯が付いたままで、小泉今日子さんからのメッセージが添えられていた。 そのタイトルや裏に書かれていたあらすじを読むに、「木暮荘を舞台にそこに住む人々の笑いあり涙ありのハートフルコメディ」みたいな物語を予想していた。 その予想はある意味で裏切られた。

          就職活動を終えて

          長かった就職活動がやっと終わった。 いや、長かったのか、短かったのか。就活らしきことは去年の6月くらいからやっていたが、本格的に始めたのは今年の2月くらいからだから、3ヶ月半くらい。 正直しんどかった。 人生で一番しんどかったかもしれない。 実は去年の11月に大好きだった彼氏に振られた。初めての彼氏だった。 それが原因で、全ての物事に対するやる気が失われ、自分のこれまでの人生や自分の価値観など、何もかもに対して自信がなくなった。なんで生きているのか分からなくなった。 元々就

          就職活動を終えて

          理想的

          先日『本日は、お日柄もよく』を読み終わったあと、父に貸したら 「同じ作者で『総理の夫』って本あるから今度読んでみるか」 と言われ、 「じゃあ買ってきて〜」 と頼んでみた。 2週間くらいした頃、「ほい」と仕事から帰ってきた父が『総理の夫』を渡してくれた。 そういえば小さい頃から「こういう本が欲しい」と伝えると、父は何も言わずに気づいたら買ってきてくれたことを思い出した。 原田マハ作『総理の夫』は、日本初の女性内閣総理大臣になった女性・相馬凛子の夫・相馬日和が「総理の夫」とし

          自分とは、

          21年生きてきたが、結局自分ってなんなんだろうなと思う。 就活をしていると、よりそう思う。 自分のやりたいこととか、強みとか、キャリアプランとか、考えれば考えるほど分からない。 そんなことしても意味はないのに、周りと自分を比較して落ち込んで。落ち込んでもどうしようもないからとまた前を向けるように頑張って。そんな時選考落ちメールが来て落ち込んで。それでもまたなんとか頑張ろうと踏ん張っている。 就活を通して私は、今まで無意識に思っていたけど言語化していなかった自分の弱点に気づい

          回ってまわって私のもとに

          また原田マハさんの本を読んだ。 今回読んだのは『楽園のカンヴァス』だ。 例のごとくBOOK・OFFに行き、少しの時間悩みに悩んで、選んだ。 高校生の時、同じ原田マハさんの『暗幕のゲルニカ』を読んだ。この作品はピカソと『ゲルニカ』にまつわるフィクションだったが、今回私が読んだ『楽園のカンヴァス』はアンリ・ルソーの『夢』にまつわるアートミステリーだ。 西洋美術には疎いため、恥ずかしながらルソーについて知ってるような知らないような感じだったのだが、作品を調べて見たら「見たことある

          回ってまわって私のもとに

          就活の終わりが見えてきた

          今日は以前noteで第1志望のひとつだと書いた企業の最終面接だった。 本当は企業ではなく、法律事務所の事務職である。 12月にオープンオフィスに参加して、仕事内容も待遇も福利厚生も所員の方や職場の雰囲気もとても良いと感じたところだった。 親も「いいところだね」と応援してくれた。 書類審査、適性検査、一次面接と選考を通過し、今日が最終面接。 とても緊張したが、絶対内定もらう!とか余計なことは考えず、ただ自分のことを知ってもらおう、熱意を伝えようと言うことを意識して面接に臨んだ

          就活の終わりが見えてきた

          私にとって人一倍特別な朝ドラ

          NHK連続テレビ小説『虎に翼』。 日本で女性初の弁護士の1人となり、女性法曹の世界を切り開いた三淵嘉子さんをモデルに、男尊女卑の激しい昭和の時代に法曹の世界に飛び込む主人公の物語だ。 私はこの朝ドラを毎朝楽しみに、そして少しほかとは違った特別な気持ちで見ている。 私は両親と共に10年以上朝ドラを見続けてきた「朝ドラファン」である。 この前調べたら、私が最初に見た朝ドラは2011年前期の作品である『おひさま』だった。 つまり今年で朝ドラを見続けて13年目ということになる。3

          私にとって人一倍特別な朝ドラ

          描く。

          就活もやりつつ、最近はひたすらに小説を読んでいる。そして読み終わったらこうしてnoteに感想を書いている。 今回読んだのは、 砥上裕將作『線は、僕を描く』 2020年に本屋大賞で3位になり、実写映画化もされている。その映画の主演が横浜流星さんなのだが、私の母が彼の大ファンということで、家に文庫本があり、読むことにしたという顛末だ。 この作品は、一般人にはあまり馴染みのない「水墨画」をテーマとしている。主人公は高校生の時に両親を事故で亡くし、それ以来生きる意味を見失い、た

          やっとスタートラインかもしれない

          読んだ本の感想ばかりnoteにしているが、たまには違うテーマで書いてみようと思う。 私は今大学4年生。絶賛就活中だ。 一応大学3年の6月くらいからダラダラと就活的なことはしていたが、色々あって12月、1月はほぼサボっていた。さすがにやばいと思い始めて2月くらいから本腰入れ始めたが、なかなか上手くいかない。 ES落ち、Webテスト落ち、一次面接落ち、最終面接落ち。 第1志望の中の1つだった企業にES落ちした時はものすごく落ち込んだ。 SPIの非言語がめちゃくちゃ苦手なくせに対

          やっとスタートラインかもしれない

          人生の出会い

          困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。 三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。 なんて力を持った言葉だろう。 ありきたりな慰めの言葉ではなく、その人自身が持っている力を信じている言葉。 原田マハ作『本日は、お日柄もよく』 今日はこの作品についての感想を書こうと思う。 高校生の時に、毎月本屋で本を1冊買って読む、ということをしていた。 父の影響で古本ばかり

          人生の出会い

          誰かの大事なもの

          ああ、またすぐに読んでしまった。 先日『舟を編む』を買った時に、たまたま見つけてそれが私のやりたい仕事に近いものを扱った小説だった。しかも「このミステリーがすごい!」大賞を受賞している。 南原詠作『特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来』 特許?弁理士? あまり馴染みのない人も多いかもしれないが、これがまさに私のやりたい仕事。 私は今、ゼミで知的財産法を勉強している。知的財産法とは特許や意匠、商標、著作権などを保護・管理する法律。私はこの知的財産に関わる仕事がしたいと考え、就

          誰かの大事なもの

          「記録すること」

          就職活動中の身であるのに、どうしても本が読みたくなってしまう。 活字が読みたいのかと思ってTwitter、いやXを無限にスクロールしてみたりしたが、なんだが心が重くなるからやめた。でもなにか読みたい。 その時ふと脳裏に過ったのが、 三浦しをん作『舟を編む』 だった。ちょうど今NHKBSプレミアムドラマとして放送されている。たまたま家族が録画していて見ていたのだが、これが非常に面白い。 せっかくだから原作を読もうと思い、BOOK・OFFへ向かった。 「三浦しをん」の棚を見て

          「記録すること」

          「多様性」???

          久しぶりに小説が読みたくなって、本屋を回った。ミステリーや恋愛小説と言うより、価値観とか考え方とか、そういうものを扱ったものが読みたかった。就活で今まで自分が21年生きてきた「価値観」を考えさせられているからかもしれない。本屋を3軒ほど回って、絶対どこの本屋にも置いてあったはずだけど、やっと手に取ったのは 朝井リョウ作『正欲』 だった。 昨年出版され、映画化もされている。 タイトルは知っていたが、特別読みたい、観たいと思ったわけではなかった。 ただ、映画のポスターとコラボ

          「多様性」???