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生きる(人と関わる)ってどうやるの?
私のクラスでは、心マトリクスを印刷してラミネートしたものを児童全員に配っている。
それくらい、いつも意識して欲しいからだ。
心マトリクスは、自分の状態を自分で確かめ、自分で操作できるようになるになるための図である。
「考える・動く」と「思いやる・信じる」の2軸で構成されており、どの状態が良い、悪いと教えるものではなく、自分自身を知るためのもの、という感覚が強い。
自分自身の現在の状態を知ることができれば、無思考・無目的にならずに済み、結果、自身の問題解決につながっていく。
例えば、心マトリクスで現在地を確認した上で「考える・動く」を「しない」という決定は、休憩をするという「目的」がある。
しかし、ただ無思考に、無目的に休んでいるだけなのであれば、その先に意図した問題解決はないだろう。
イライラしている場合も、「自分がイライラしていることに気づいていない」という場合が多く、まずは心マトリクスを使って自分の状態を指差すことで「自分がイライラしている」ということに気づき、相手の表情を確認したら、どうするべきかが見えてくるだろう。
スリンプル・プログラムについても少し触れたい。
スリンプル・プログラムとは、SSTやSGEを活用した学校全体で取り組む活動、である。スリムでかつシンプルなプログラムとして、子どもたちが人との「関わり方」を楽しく学んでいくことができる取り組みである。
最大の利点としては、児童が楽しく関わり方を学ぶことができる点にある。
特効薬ではなく漢方薬のイメージで、楽しんで活動をしていくうちに、人との関わり方を自然に学んでいくことができるものである。
心マトリクスもそうだが、こういった活動は全国的に普及され、統一されていくと自分自身のことをよりよく知ったり、人との関わり方を楽しく覚えていくことができるようになるなと感じている。
人との関わり方は、スキルで学び、人と関わることで練習することができる。
そのような視点で、児童に教え授けて、訓練していきたいと思う。