理科の単元内自由進度学習について。
理科の学びを、子供たち主体でやりたい。
理科こそ、とは思うものの、安全面からなかなか踏み出せなかった。
今回は、5年生最後の単元である「ふりこのきまり」で単元内自由進度学習をやってみた。
(失敗談あり。)
まず、いつも通り教科書をパラパラ見て「予見」をするも、早くも実験結果が見えてしまうことに気づき、見ないように促す。(つまらなくなるので)
単元計画シートの必要性を再確認した。(来年度は作ります…。)
5時間完了で、問いを立て、実験をし、まとめ、たしかめの問題を解くまでを、どのようなペースでやるかを考えさせ、計画を立てさせる。
今回は班でやったため、班で計画を立てさせて、班で一緒に教科書を読み進めながら取り組ませた。
実験用具は、今回、自作させることにした。
理科の実験の醍醐味は、ここにあるなと感じている。
問いを、日常的に身の回りにあるもので検証可能だと知った瞬間、子供たちのやる気は最高潮になる。
すぐに、裁縫セットから糸を取り出し、給食の予備用の割り箸を出し、分度器を出し、定規を出し、…と、まぁ早い早い。
重りは粘土で代用できるが、理科室の重りを貸し出した。
画用紙は八つ切り画用紙を班に一枚渡した。
Chromebookをタイマーとして使ったり、計算機として使ったりしながら、上手に実験を進めていた。
教師は、教科書をよく読むように促し、条件制御ができているか(今回はふりこの長さ)を確認させたり、計算方法が間違っていないかを見て回っていた。
教科書を自読しながら友だちとあーだこーだ言いながら学びを進める姿が、そこにはあった。
基本は、
予見(単元を見通して計画を立てさせる)
遂行(やってみる、実験をして検証する、まとめる)
省察(計画通りできたか、ふり返る)
でいいので、あとは誰が主体でやるかだけなので、教師があまり前に出過ぎないようにすればよい。
まだ1時間だけだが、着実に理想的な学びに近づいている感じがしている。