
自己改善サイクルを回すために。
人生において大事な試験を受ける際や、社会人となり活動していく際に必要なのは、自己改善をし続けること、である。
つまり、よりよくしていくこと。
では、小学生はどうだろうか。
小学生に、自己改善は見込めないのだろうか。
自己改善のサイクルは回せないのだろうか。
小学生には、まだ早いのだろうか?
小学生を舐めないでほしい。
うまく言語化できないだけで、自分のことをよく見て、または人から言われて、きちんと自分の現在地を見ることができる。
現在地から自己分析して、次にどうしたら良いかを考えることができる。
何より、素直に「やってみる」ことができる。
「やり方」さえ教え授ければ。
現在地を知る方法は、テストの結果や教師からのフィードバック(評価・指導)、時間を計る、などなど。
テストの結果ならば、できているところ、できていないところ(分かっていないところ)やミスの原因などを見つけたら、次にどうするかを考えることができる。
教師からのフィードバック(評価・指導)ならば、例えば評価であれば「ここまではできているよ」だし、指導であれば「ここができていないからこうしよう」なので、次にどうするかを考えることができる。
時間を計るなら、例えば算数などの問題演習だけでなく、給食の準備や片付け、掃除などで時間を計ることで、まずは「どれだけ時間がかかったか」という情報を得ることができる。次にやってみたときに、時間が短縮されたか、より時間がかかってしまったかで現在地を確かめることができるし、基準とする時間をクリアできたかでも現在地を知ることができ、次にどうするかを考えることができる。
このように、現在地を知る方法を体験させながら体得させていき、そこから分析して次にどうするかを考えること、そしてまたやってみることを繰り返させながら、自己改善サイクルを回させていく。
そういった習慣が小学生のうちに身につくことで、人生において大事な試験を受ける際や社会人になった際に自己改善をし続けられ、より自己実現に近づき、豊かな人生を送ることができるようになる。
小学生はまだ早い、ではなく、小学生だからこそ、やらせていきたい。