自己学習力の覚醒。
最近、自己学習力が覚醒してきた児童が増えてきたように感じている。
1週間分の自主学習の学習計画を土日に立てることができている。(見通しをもって学習を進めることができている)
学習を始める際の「け」では、なぜ今からこの勉強をするのか、根拠を書くことができている。(漢字の小テスト100点を取りたいから、算数の〇〇の単元が苦手でできるようになりたいから、など文章で具体的に書いてくる子が増えた)
「テ」では、自分に厳しく採点することができている。(自分に甘いと正確な現在地が分からなくなる、ということを理解し、実行することができている)
「ぶ」では、ミスの原因やうまくいった理由、これからどうするかだけでなく気がついたことや疑問点(からのQNKS)、自分自身についても記述することができている。
「れ」では、間違えた問題を練習するだけではなく、「テ」で全問正解だったとしても「字が汚かったからもう一度丁寧に書けるように練習する」とか「簡単だったので、難しい問題にも挑戦する」などの選択をすることができている。
「れ」の後にもう一度「テ」をして、「できるようになったか」を最後まで確かめてから学習を終えることができている。(「れ」の、やりっぱなしではなくなっている)
小学校四年生です。
教師が「何ができるようになると良いか」という視点(観点?)を児童に可視化して共有すると、これだけ子どもたちの力を伸ばすことができる。
実践初期から比べて、早い段階で覚醒する子が増えてきたのは、私自身の成長が必須だったからだとも言える。
教師がより学び、実践をより言語化・構造化・可視化することで、児童はより伸びていくことが分かった。
今後も続けていきたい。