「複雑な気持ち」~前編~

登場人物    ・私(梨紗)    ・同じクラスの男子(蓮)    ・親友(綾)

高校3年の夏、いつもと変わらない日常の日。

「梨紗、相談があるんだけど。公園で聞いて欲しい。」
と綾から突然LINEがあった。
「わかった。行くね!!」
そして公園にむかった。
「どうしたの?」
「実は好きな人がいるんだけどどうすればいいかな?」
私と同じ悩みだ。
「この人なんだけど。」
と動画がLINEに送られた。心の中でどうしよう……。蓮くんだ。
「元彼なんだけどまだ好きなんだ。」
付き合ってたんだ。動画付き合ってた時のだった。どうしようと悩んだが。それでもやっぱり好きなんだよな。そして決意し言うことにした。
「私も蓮くんのことが好きなんだ。」
「え、、、、、諦めてほしい。」
大好きな友達からのまさかの言葉だった。一瞬にして頭が真っ白に……。
そして気づいたら自分の部屋に逃げて帰っていた。言わなきゃよかったと後悔。
次の日の学校。蓮くんから突然話しかけられた。
「牧野なんかあった?元気ないみたいだけど。」
なんで気づくんだろう。そんなに元気ないかな。優しいな、やっぱり諦める事出来ないよう……。
「なあこの動画見て、面白いから。」
「なにこの動画やばい、面白すぎる。」
蓮くんのおかげでちょっと楽になった。
「あのさ放課後、屋上にきて。伝えたいことがある。絶対来いよ。」
「どうしようかな。」
「お願いきて。」
「うん。」
何の話かな。絶対行こう。



                                                          ~続く~

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