E6系つばさ

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最近の記事

日本は都市計画を見直せ!

私はこのニュースを見て、坂出市の都市計画に少しがっかりしました。 駅前の再開発により駅周辺に人を集めるのは良いのですが、線路のすぐ近くに商業施設を建てるなよ!って思います。 日本の都市計画や再開発って、線路のすぐ近くに家や商業施設を建てたがるんですよね。 建物を線路のすぐ近くに建ててしまうと、沿線火災があった時に列車を運休しないといけなくなったり、線路の付け替え工事(高架橋の付け替えや維持)などがやりにくくなったりします。というわけで理想は、駅前や線路から数百メートル以内

    • 鉄道において緩急接続と目的地別接続は意外と大事だよ

      鉄道において、乗り換えがあると心理的な負担が増えますよね。特に途中経路に立体移動があると、旅行に行くこと自体をためらってしまうこともあります。 しかし、乗り換えがあっても駅の構造を工夫すれば、それまで無縁に見えた目的地同士の移動を容易にすることができます。それが今回議論する理想の目的地別接続のあり方です。本日はこれについて説明します。 当ブログでの目的地別接続駅の定義を述べます。 それは副都心線の小竹向原のような「対面乗り換えができてXの文字のように目的地の設定ができる」構

      • なんか最近、北陸新幹線の小浜京都ルートの話が盛り上がっているんですけど、京都の地下を掘るよりも、関西の私鉄の標準軌ネットワークを充実させたほうが良いんじゃないですかね?例えば近鉄と阪急や京阪をつなげるとか。 (※どこかでブログにするかもしれないですし、しないかもしれませんが。)

        • フル規格三線軌条による強靭な在来線の運行体系 ー 九州を舞台に ー

          今は台風の季節で、雨も多くなりました。地球温暖化で、水害のリスクがかつてになく高まってきているのは確かでしょう。それに加えて、踏切事故も今までになく多くなっているなという印象ですね。 さて、そんな時に鉄道にとって必要となるのは何でしょうか。 それはズバリ、タイトルにもある「強靭な在来線の運行体系」ですね。 私の出身である九州地方は殊に大雨の被害が多い地域です。というわけで、今回は九州の新鳥栖~武雄温泉と小倉~大分を舞台に考えてみたいと思います。 さあ皆さんはこの2つの区

        • 日本は都市計画を見直せ!

        • 鉄道において緩急接続と目的地別接続は意外と大事だよ

        • なんか最近、北陸新幹線の小浜京都ルートの話が盛り上がっているんですけど、京都の地下を掘るよりも、関西の私鉄の標準軌ネットワークを充実させたほうが良いんじゃないですかね?例えば近鉄と阪急や京阪をつなげるとか。 (※どこかでブログにするかもしれないですし、しないかもしれませんが。)

        • フル規格三線軌条による強靭な在来線の運行体系 ー 九州を舞台に ー

          北陸新幹線の米原ルートの建設は可能か?

          最近、北陸新幹線関連のニュースを見ていると、特に石川県加賀市を中心に米原ルートの再考を求める動きが高まっております。(下の記事、2024/07/21参照) では、本当に米原ルートは実現しやすいものなのでしょうか? 結論を言うと、在来線と別個に線路を建設する従来方式での実現は無いと思います。その理由をいくつか述べましょう。 1. そもそも北陸新幹線と東海道新幹線は乗り入れが不可能 北陸新幹線はCOSMOSというJR東日本のシステムを使っており、東海道新幹線はCOMTRACと

          北陸新幹線の米原ルートの建設は可能か?

          北海道新幹線は部分的にミニ新幹線にしちゃえば良いんじゃない?

          北海道新幹線は現時点で、整備新幹線の中で唯一建設中の新幹線となりました。建設が進んでいて順調かと思いきや、そうでもないようです。 なんと、トンネル掘削工事中に硬い岩盤にあたり、工事が進まないようで、2031年春の開業を断念せざるを得ないことになりました。北海道新幹線こそ終点までつなげることによる効果が大きい新幹線なだけに、苦戦しているなぁという印象です。 そこで、、、とある提案をいたします。それは、苦戦している区間に並行している在来線(具体的には函館本線の山線)を標準軌に改軌

          北海道新幹線は部分的にミニ新幹線にしちゃえば良いんじゃない?

          敦賀の乗り換えをなくす方法を考えてみた

          2024年3月16日に北陸新幹線が金沢~敦賀で延伸開業をしました。東京から福井は新幹線1本で行けるようになり、便利になったことと思います。しかし、逆に大阪や名古屋からは敦賀で乗り換えが必要になりました。武雄温泉のような対面乗り換えならともかく、上下乗り換えで時間がかかるそうです。関西・中京からの所要時間の短縮も最大3分(福井)や20分(金沢)だそうです。 2022年9月に武雄温泉~長崎で先行開業した西九州新幹線ですら対面乗り換え且つ所要時間短縮が最大30分(+単線区間解消つき

          敦賀の乗り換えをなくす方法を考えてみた

          四国新幹線(松山~高松)整備案

          2020年代の新幹線開業を見ますと、2022年に西九州新幹線が武雄温泉~長崎で先行開業し、2024年に北陸新幹線が金沢~敦賀で延伸開業しました。新幹線開業で喜ばしい話題ばかりかと思いきや実際は乗り換えが増えて面倒ということが、ここのところ増えています。また、新幹線を整備すると必ずと言っていいレベルで並行在来線問題が生じてしまいます。乗り換えが増える現象も結局、並行在来線の取り扱いをどうするかで議論が進まず思ったところまで新幹線を開業できないことで生じているという例が多いですよ

          四国新幹線(松山~高松)整備案

          西九州新幹線は、従来のフル規格よりも佐賀県の在来線の三線軌条高架化をすべし!

          2022年9月23日に西九州新幹線の武雄温泉~長崎が先行開業して1年以上が経ちました。肥前山口(現在:江北)~諫早の単線区間が解消され、博多~長崎の単線区間が解消されたのが良かったと感じられる一方、武雄温泉での乗り換えがあり敬遠されがちになってしまっているのではないでしょうか?実際に博多長崎は距離にして150kmしかないのもあり高速バスが強いのでしょう。「乗り換えをなくすために武雄温泉~長崎の高速新線区間を狭軌スーパー特急に戻すべき」とか「こんなたった150kmの区間に新幹線

          西九州新幹線は、従来のフル規格よりも佐賀県の在来線の三線軌条高架化をすべし!