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気にしない、気にしない、ひと休み〜、ひと休み〜

「気にしない、気にしない、ひと休み〜、ひと休み〜。」というセリフをご存知ですか?アニメの一休さんのセリフですね。一休さんの歌は覚えていますか?

「トンチンカンチン♪トンチンカンチン♪気にっしない♪気にしない〜気にしない〜気にしない〜♪」

すごくストレートで分かりやすい歌詞です。

一休さんのとんち話を知ると、物事の考え方や捉え方の柔軟性に感心します。四角い頭の角を削られる感覚です。

一休さんの有名な話に「屏風の虎」「この橋渡るべからず」「水あめ」などがあります。

「水あめ」のストーリーをざっくり振り返りたいと思います。



安国寺というお寺の和尚さんは甘いものが好きで、いつもひとりでこっそり水あめを舐めていました。坊主たちに「この水あめは子どもが舐めると毒だ」と話していたそうです。

ある日、和尚さんが出かけている際に、坊主たちが水あめを全部舐めてしまいました。和尚さんに叱られると坊主たちは心配をしていたそうですが、一休さんは和尚さんが大切にしていた茶碗を割るのです。

そして、水あめがなくなっていることに気がついた和尚さんに「和尚さんが大切にしている茶碗を割ってしまったので、水あめを舐めて死のうと思いましたが、まだしねません。」と、とんちをきかせるというお話です。



凄い発想力ですよね。

水あめがなくなったことと、大切な茶碗が割れたことは和尚さんとしては困った状況です。一休さんは水あめを舐めることができて、和尚さんの話したセリフを利用して、茶碗を割って誤魔化し、謝罪の気持ちを表しているかのように示す。和尚さんは毒が入っているって自分が話していたので、何も言えません。
自分の欲求のために考え方と捉え方を変えて、事実を合わせる…すごい。なんの罪もない茶碗がなんだかかわいそうですが、とんち力、磨いてビジネスに活かせたら強そうですね。

自分の欲求を満たし、さらに自分を有利な状況にする。

怒られるとか、人に嫌な気持ちをさせることさえ丸く納めてしまうような印象を受けました。

自分の欲のために、誰かが大切にしていたものを壊せますか?度胸もいっきゅうひんです。

ぐうの音も出ないほどの機転をきかせられますか?自分を優先して、物事を捉えていく…とても感心します。

一休さん、本当に凄いです。

物事の捉え方の大切さを日々感じています。いかに思い込みが多いか、そして他人軸で考えているのかと、何度も気付かされます。

しかし一休さんのように、自分の立場を優位にして、明るく前向きに生きる力を習得するには、まだまだ時間が掛かりそうです。

自分を優位にするためにも「気にしない力」が大切だなという気持ちがさらに強まりました。



「華麗なるスルー力」です。

他人を優先して、他人と比較してなんてことばかりしていたら、大切な人生の時間があっという間に過ぎてしまいそうです。

世界一幸せの国といわれたブータンの話をご存知ですか?

世界一幸せな国と言われたブータンが、現在はランク外へと外れていった背景には、インターネットの普及により他国を知り自分たちが貧しいと知ってしまったからです。

他人と比較することがいかに不幸になるかを思い知らされます。事実を知らなければ、幸せだったので、皮肉とも考えられそうな気がします。

個人のレベルで考えるとどうでしょうか?毎日を穏やかに幸せに暮らしています。ネットなどの普及により、楽しいことをしている人たちがどんどんお金持ちになり、とっても楽しそうな様子が見えます。

知らなければ穏やかで幸せに暮らせていたんです。

逆も然りで、自分とは違う世界を知らなければ、そこで味わう楽しみなども知ることはないと考えられます。

同じ男性が3人、3段階の高さで奥の方を向いている風刺画をご存知ですか?

一番低い場所にいる男性は素敵な絵が描かれた壁を見ています。

2段目にいる男性は、数冊の本を重ねた上に立っており、壁の向こうの荒んだ世界が見えています。

3段目の男性は、さらに多数の本を積み重ねた上に立っています。その男性が見えるのは、美しい空です。

3人目の男性が描かれている絵はコラージュされているのか、もともとの絵なのか分かりません。作者も不明です。

この風刺画が示すものは、読書をしない人にはお花畑が見え、いくらか読書をした人は世界の情勢を知り、さらに読書をした人は達観できる境地にいる。そんなイメージです。

これはあくまで私の解釈ですが、ブータンの世界を知ってしまったことで自分たちの貧しさを知ることに通じる気がします。

ここで私がマインド強化のために感じることは、壁に描かれた絵を見ているだけで満足なのか?

学び、挑戦し、現実を知る。自分の実力を知る。誰かの圧倒的な強さを知る。

それでも学び挑戦を重ねることで見える世界があるのでは?ということです。解釈は人それぞれだと思います。私はそう捉えることにしました。

誰かと比べて自分に劣等感を感じて、悩んだり苦しむことから学ぶものもたくさんあると思います。

それでも、淡々と挑戦という行動を止めずに進むには…

「気にしない、気にしない、ひと休み〜、ひと休み〜」というスキルもと〜っても大事だなと感じています。

他者を知りながら、自分のことに集中できるスキルを持つ人がとても強いなと思います。

他者を知りながらです。

他者と比べてではなく。

他者と比べて自分の劣等感に塩を塗り、ヒーヒー言っていたら、お〜い自分!早く気付いて!と言ってやりたいです。

身の程を知り、立場をわきまえよと。

比べてばかりいたら、劣等感が増したり、やる気を失ったり、人間関係に不満が起きたり、悲しみやすかったり、起こりやすく、良いことなんてありません。

自分のゴールと自分の現在を照らし合わせ、その過程をどう進めていくのか。そこに集中したいですね。

では他者をスルーできるスキルが高い人はどのように立ち回れるのか?

ポジティブに捉えられる、自分主体で考えられる、他者に影響されずに集中できる、人間関係が良好に保てる、鈍感力を保てるなどがあげられます。

このような立ち回りができるスルー力を鍛えていくためにはどのようなことを心掛ければ良いのか?

自分軸で考える、人の思考や感情や物事を客観的にみる、相手の発言の裏を読もうとしない、情報を取捨選択する。これらのことが有効だといわれています。

私はHSP気質を持ち、色んなことを気にしまくっていました。小さな情報からどこまで読み取れるのかと。

マインド強化の中で、いつのまにかスルースキルが少し向上していました。

それはカウンセラーさんからアドバイスをいただいた中の2つを日々心掛けて、振り返っていたからです。

その2つのアドバイスとは

「自分は自分、他人は他人」

「人に嫌われても良いと思う」です。

これらを日常の中で観察し、言い聞かせることで、なんだか少し生きやすくなったなと感じています。

本当にありがたいことです。

心が少し軽くなった分、こんな風に考えられるようにもなりました。

ぽくぽくぽく、チーン!

気にしない、気にしない、ひと休み〜、ひと休み〜♪

休み過ぎないようにしなくっちゃ

ここまでお読みいただき
ありがとうございました。


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