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自動販売機では10円玉は21枚以上使えない理由

自動販売機の10円玉について

たとえば、駅券売機で210の切符を購入する場合、10円玉21枚では購入できない。 これは、同一硬貨が強制力をもって使えるのは20までと定めた「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律第7条」に則っているため21枚目を入れた途端にシステムがロックされ、硬貨がすべて返却口に戻ってくるよう、制限機能が設定されている。

私たちは日常、自動販売機を利用しますが、この自動販売機には 硬貨の使用に関する制約があるのです。 それは、一度に使用できる同一硬貨の上限は20枚までというものです。 「額面価格の20倍まで」を限度として通用することと規定されています。

この機能は「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」に「五百円、百円、五十円、十円、五円、一円の六種類の補助通貨(硬貨)が強制力をもって通用できるのは20枚まで」と定められていることによります。 つまり券売機は法に則り、20枚以上の硬貨を拒否できるシステムになっているのです。

硬貨1種類につき20枚を超えて使用された場合、店は受け取りを拒否することができます。 「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」 7条に、「額面価格の20倍まで」を限度として通用すると規定されているためです。 なお、紙幣については、日本銀行法46条2項で、無制限に使用できる旨規定されています。

通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律では、同一額面の 硬貨は、20枚までしか通用力がないと定められています。 1円硬貨であれば、お店は、20円を超え る分の受け取りを拒絶することができます。

日本自動販売システム機械工業会によると、2022年の飲料自販機の普及台数は224万2,700台(2023年4月発表)とされています。 自販機全体で見ると、約650万台のアメリカに次いで日本は約494万台と世界第2位となっています。



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