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骨折の特徴

骨折を早く治すについて

骨折を早く治すには安静期間が必要ですが、痛みが引いて安定してきたら医師の指示に従い、適度に身体を動かしましょう。 身体を動かすと全身の血行が促進され、回復を助けます。 骨折部位に負担のかからない程度に行い、無理な動作は避けましょう。

骨のひびについて

ひびも骨折の一種ですので治るのにかかる時間は大差ありません

痛みについて

骨の痛みを感じるのは負傷後10〜20日前後、長い方でも1ヶ月程度で痛みは落ち着いてきます。

 痛みが夜に悪化する理由はいくつかあります。 それは、一日の活動で疲労が溜まり、筋肉が弛緩し、痛みを引き起こす可能性がある部位に圧力が加わるからです。 また、寝る前のストレッチングやリラクゼーションが不足していると、痛みを感じやすくなることもあります。

骨折の周辺部が炎症を起こして赤く腫れ、押すと痛みます。 炎症は骨折後2~3日でピークを迎えますが、治まるまでには数週間かかります。 骨折した直後の痛みの大半は、炎症によるものです。

動かすについて

運動 骨折療養中でも、骨折部の固定を保ちながら日中はできるだけ活動して体を動かしましょう。 よく動くことで全身の血行がよくなり、骨の癒合も促されます。 寝てばかりいたり、座りっぱなしでいたりすると、筋力低下にもつながるのでよくありません。

食べ物について

カルシウムを多く含む食物には、牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品、小魚や小えびなどの魚介類、海草類、小松菜などの緑黄色野菜、豆腐などの大豆製品などがあります。 このような食品を毎日、なるべく様々な料理で摂ることが望ましいでしょう。

NG食べ物について

カフェインやお酒、糖分などの摂り過ぎに注意

一方、カフェインやアルコール、食塩や糖分、リンを含む一部の加工食品については摂り過ぎに注意しましょう。

最短について

骨折した部分が修復されるのにかかる期間は、幼少期から学童期くらいは早く1〜2週間くらいで骨がくっつきはじめます。それ以降の年代では3〜4週くらいで骨の癒合が始まります。 グラグラした状態が続くと骨は癒合しにくくなります。 できるだけしっかりとした固定をして安静にすれば癒合しやすくなります。

全治について

傷のない場合や傷と骨折部がつながってない場合は閉鎖性骨折、傷と骨折部がつながっている場合は開放骨折といいます。 骨折がある程度固まるのが4〜6週間ですが、完全に癒合するのは早くても2、3ヶ月以降となります。

確率について

まずは、1/3と1/5です。 これは海外のデータではありますが、50歳以上の女性が生涯骨折する確率は3人に1人であり、50歳以上の男性の場合も5人に1人と報告されており、だれにとっても身近な問題であることがわかります。 次に50%と8-24%という数値です。

多い年齢について

年齢ごとの全骨折の,発生率が最大となるのは,男性で13歳,女 性では13歳と17歳に 2 つのピークがあった。 骨折部位ごとでは,手関節・手指の発生率が最も 高かった。

余命について

骨折から年数が経つにつれ、大腿骨近位部骨折をした人の生存率と期待生存率との差は大きくなり、骨折から5年後の生存率は約40%で、一般の人の期待生存率約60%強の3分の2未満になりました。 骨折した人の10年生存率は20%未満でした。


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