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連合の春闘集計/UAW組織拡大

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労働組合に生息する蛸です。

連合第4回集計 中小健闘と評価するが…

連合は18日、令和6年春闘での傘下労働組合の賃上げ要求に対する企業側回答について4回目の中間集計を公表し、平均賃上げ率は5・20%と1~3回目に続き5%台を維持した。高水準の賃上げで、物価の変動を考慮した実質賃金のプラス転換にも期待感が高まっている。ただ、ここにきて中東情勢の緊迫化や過度な円安で物価高がぶり返す懸念が強まり、消費者の懐に影が差し始めた。

2024年4月19日 産経新聞

連合が春闘の4回目集計をリリースしたというニュース。

産経以外の各紙の評価は以下の通り。連合が中堅中小の健闘とプレスリリースを発したこともあってか、一言前向きに添えるものとなっています。

【日経】ベアの上げ率は足元の物価上昇を上回るペースとなっている。
【朝日】過去の最終集計と比較すると、1991年(5.66%)以来、33年ぶりの高水準が続いている。
【読売】初回集計(5.28%)以降、33年ぶりとなる高い水準を維持している。
【毎日】潤沢な原資のない中小企業でも労使妥結が進んだが、依然として高水準を維持。

連合としては、まだ目標をキープできているといったところでしょうか。
ただ、国際情勢などをみるに、今後は経営側の十八番「先行き不透明」が響いてきそうです。

UAW フォルクスワーゲン工場を組織化

アメリカのUAW=全米自動車労働組合は、アメリカにあるドイツのフォルクスワーゲンの工場で、労働組合を結成すると発表しました。アメリカの自動車ブランド以外でUAWが組合結成したことで今後、日本メーカーに対しても組合の結成や賃上げを求める声が強まりそうです。

2024年4月20日 NHK

テネシー州チャタヌーガにあるフォルクスワーゲンの工場従業員がUAW(全米自動車労働組合)への加入を決めたというニュース。
伝統的に組合を歓迎しない風潮が強い南部での結成、BIG3以外の外国メーカーの組織化ということが大きく取り上げられた理由のようです。

UAWは United Auto Workers の略。
正式名称は
International Union, United Automobile, Aerospace and Agricultural Implement Workers of America です。
航空宇宙、農機も範囲になっているということですね。

ブルームバーグの記事によれば現在の組合員数は37万人とのこと。
UAWは今回のフォルクスワーゲンに続き、アラバマ州にあるメルセデスの工場で組織化の賛否を問うということです。
外資に活路を見いだしたい、ということなんでしょうね。

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