インターネット文明 (岩波新書 新赤版 2031) 新書 村井 純 (著)
$解説
もはや日々の生活のインフラと化したインターネットという科学技術なしに、私たちは生きていくことすらできない。全世界で利用者が50億人を超えたいま、インターネットは、趣味や仕事から医療や安全保障までを包摂するひとつの「文明」と化した。そこにはどのような人類史的な課題や使命があるのか。第一人者が語る。
目 次
プロローグ インターネット史に刻まれたふたつの大事件
第1章 インターネット文明とは何か
第2章 テクノロジーと共に生きる
1 AIとインターネット
2 IoTとインターネット
3 5Gとインターネット
第3章 日常生活に不可欠となったインターネット
1 インターネットにおける文化の多様性
2 インターネットがビッグテックを生んだ理由
3 オンライン課金の仕組みと暗号セキュリティ
4 メディカルインクルージョンの実現に向けて
第4章 インターネット文明の政策課題
1 プライバシー保護と監視社会
2 インターネット規制と国際協調
3 言語と出版文化
4 サイバーセキュリティの三つの空間
5 デジタル庁の発足と日本のDX
第5章 国際政治におけるインターネット
1 インターネットと地理学
2 インターネットと地政学
3 米中摩擦とインターネットの未来
第6章 インターネット文明で果たすべき日本の役割
1 日本の技術開発の底力を見せるとき
2 インターネットの公共性と持続可能性
エピローグ インターネット文明の未来
1 人類がふたたび月面に立つ
2 より良いインターネットを維持するために
あとがき
商品の説明
著者について
村井 純(むらい・じゅん)
1955年生まれ
1979年慶應義塾大学工学部数理工学科卒業,1984年同大学院工学研究科博士後期課程修了.工学博士.1984年東京工業大学,慶應義塾大学,東京大学を結ぶ日本初の大学間コンピュータネットワーク「JUNET」を設立
現在―慶應義塾大学教授,「WIDEプロジェクト」ファウンダー
著書―『インターネット』(岩波新書,1995年)
『インターネットII――次世代への扉』(岩波新書,1998年)
『インターネット新世代』(岩波新書,2010年)
共著―『角川インターネット講座』第1巻「インターネットの基礎」(KADOKAWA,2014年)
『DX時代に考える シン・インターネット』(インターナショナル新書,2021年)
登録情報
出版社 : 岩波書店 (2024/9/24)
発売日 : 2024/9/24
言語 : 日本語
新書 : 256ページ
ISBN-10 : 4004320313
ISBN-13 : 978-4004320319
寸法 : 1.06 x 10.7 x 17.3 cm
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著者について
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村井 純
1955年東京に生まれる。1979年慶應義塾大学工学部数理工学科卒業。1984年同大学院工学研究科博士課程修了。東京工業大学総合情報処理センター助手、東京大学大型計算機センター助手をへて、1990年慶應義塾大学環境情報学部助教授。1997年同教授。工学博士。WIDEプロジェクト代表(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『インターネット新世代 (ISBN-10: 4004312272)』が刊行された当時に掲載されていたものです)